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めざせ!「フロー状態」

はあー、浅田選手、よかったー。
ソチオリンピックの女子フィギュアスケート、ドキドキしました。
浅田選手は、最後に自身が満足できるスケーティングを
笑顔で終えることができて、本当によかったです。
それにしても、フィギュアスケートは、
メンタルのコントロールが難しい競技だなあとつくづく思いました。


脳科学者の茂木健一郎さんによると、
人は、脳が「フロー状態」にある時に、
最高のパフォーマンスを発揮できるのだそうです。
フロー状態とは、非常に集中しているけれども、
同時にリラックスしている状態のこと。
茂木さんは、数年前、陸上のウサイン・ボルト選手が
楽しそうに笑いながら1位でゴールしたレースを例にあげていました。
いわゆるランニングハイなんかも、フロー状態なのかもしれません。


以前、この「フロー状態」をビジネスに生かそう、
という記事を読んだことがあります。
その記事には、楽しんでいることに気づくことが重要だと書かれていました。
なぜなら、人は何かに集中していると、
自分が幸せであることや楽しんでいることに気づかないのだそうで、
意識的に気づかせることが大切なんだそうです。
そこで、紹介されていたのが「ポジティブ心理学」です。


「ポジティブ心理学」は、身の回りの出来事に幸せを見つけたり、
ポジティブに解釈することを目的とした心理学。
ハーバード大学の人気授業です。
講師のシャハー氏は、学生に以下のようなワークを出すそうです。
「その日、楽しかったことや感謝したいことを思い出し、毎日ノートに書く」。


それだけ? と思いますよね。
世界中の秀才が集まるハーバード大学では、入学後に自分が平均以下だと気づき、
自信を無くす生徒がとても多いのだとか。
たったこれだけのワークなのですが、
生徒たちは、毎日楽しいことを思い起こし、記録することで、
辛いことばかりではないことに気づき、前向きになれるのだそうです。


なるほど。
つまり、仕事が辛いと思っていては、
いくら集中しようとしても、高い集中力は得られない。
自分はこの仕事を楽しんでいると思えるから、
集中し、同時にリラックスできる
「フロー状態」が得られるということなんですね。


スポーツも同じですね。
オリンピックに出場するようなアスリートのトレーニングは
相当厳しいものでしょうから、
楽しんでいることに気づかないと、辛いという感覚のほうが上回ってしまって、
結果につながらなくなるのかもしれません。
ソチオリンピックで浅田選手がコンディションを立て直し、
フリーで素晴らしい演技ができたのは、
「フロー状態」を得られたからなのかなあと思いますね。
いやー、本当によかった。


さて、ポジティブ心理学のワーク
「毎日、楽しかったことや感謝したいことをノートに書く」、
家でも取り入れましたよ。
家族でフロー状態を得ることができるようになるか、早速トライです。

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