アイデアが思いつかないなら、思いきって課題放置!
私がよくアイデアを思いつく場所は、お風呂です。
とくに、新コーナーのタイトルや新媒体の媒体名などを
よくお風呂で思いつきます。
パソコンの画面を見つめて考えることもしますが、
そうしている時には「これだ」というものはほとんど頭に浮かびません。
先日読んだ本、『脳には妙なクセがある』(池谷裕二著)にこんなことが書いてありました。
「アイデアをひらめいたり、創意工夫に満ちた着想を得るためには
『王道』があると言われています。
英国の社会学者グレアム・ウォーラスによれば、
それは4つのステップからなります。
① 課題に直面する
② 課題を放置することを決断する
③ 休止期間を置く
④ 解決策をふと思いつく
おおー、これは私がとっている行動そのままじゃないですか。
最近の例をお話しすると、
① 課題に直面する
会社でタイトルを考えるが思いつかない。
電車で考えるがやはり思いつかない。
家でパソコンを開いたが、やはり思いつかない。
② 課題を放置することを決断する
「だめだ!もう、休憩!」。
③ 休止期間を置く
ソファでグダグダしているうちに寝てしまう。
がばっと起きて、そのままお風呂に入る。
④ 解決策をふと思いつく
シャンプーしている時に、ふとひらめく。
この4つのステップのうち、とくに重要なのが
③ の「休止期間を置く」だそうで、
これは「怠惰思考」と呼ばれる行為なのだそうです。
怠惰と言われると、何だか怠けているような気がしてきますが、
創造のためには熟成期間が必須なのだそうです。
会議室のテーブルを囲みながらのアイデア会議。
意見が活発に出るようならいいですが、
全員が眉間にしわを寄せて黙ってしまったら、
思いきって「課題を放置する決断をする」→「休止期間を置く」
のステップに踏み切ったほうがいいのかもしれません。