笑顔をつくると本当に楽しくなる?
「苦しいときは笑ってごらん」
これは松岡修造さんの言葉。
そうだ、そうだ、その通り。
と思う一方で、
えー、でも苦しいときに笑うのは難しいなあ。
と思ったり、
そもそも笑ったら本当に楽しくなるのかなあ。
なんて思ってしまったりもします。
先日読んだ本『脳には妙なクセがある』にこんなことが書いてありました。
「笑顔に似た表情をつくると、
ドーパミン系の神経活動が変化することが研究でわかっている。
ドーパミンは脳の報酬系、つまり快楽に関係した神経伝達物質。
このことから楽しいから笑顔をつくるというより、
笑顔をつくるから楽しくなるという逆因果が脳にあることがわかる」
おおー、なるほど!
ということは、松岡修造さんが言っている通りなんだ!
そう思って読み進めると、
「笑顔をつくると楽しくなる」がわかる、おもしろい実験も紹介されていました。
箸を2通りの方法で口にくわえ、同じマンガを読んで、
おもしろい、楽しいと思ったら、ポイントをつけていく実験です。
一つの方法は、箸を横にくわえる。
箸を横にくわえたときの表情は、表情筋の使い方が笑顔と似ているらしく、
決して笑っているわけではないのですが、強制的に笑顔に似た表情になるとのこと。
もう一方は、箸を縦にくわえる。
こうすると、沈鬱の表情になるそうです。
結果は、箸を横にくわえた方法のほうが高ポイント。
笑顔に似た表情をつくると、楽しく感じるというのは本当なんですね。
よし!
反抗期真っ最中の中学生の影響で、沈鬱の表情になりがちな我が家ですが、
がんばって笑顔つくってみます!
皆さまも笑顔の1週間をお過ごしくださいませ。