「日本を変えたい」約6割
先日、テレビで成人式でのインタビューを観ていて思いました。
「個性を大切にしたい」人、多いんだなあと。
個性的な人を狙ってインタビューしているのかなと思っていたのですが、
そうでもない感じでした。
耳に入ってきたフレーズは「人とかぶりたくない」、「自分らしさ」。
へえ、と思いました。
へえ、と思った理由は、
「自分らしさ」を大切にしている人たちなら、
会社にもっと弾けた人たちがいてもいいんじゃないかと思うのですが、
自分が20代だった頃に比べると、周囲に合わせすぎて自分を出さないように
している人が多いように感じるからです。
よく調べてみると、「自分らしさ」を大切にしているのは、
ここ数年の20~30代の傾向のよう。
確かにSNSなどを通して、「自分」をアピールする機会が多いですし、アピールしたい意欲も高いですよね。
マクロミルが新成人を対象に毎年行っている意識調査でも、今年の新成人のLINEの使用率は93%、Twitterは78%という数字でした。
でも、どうして仕事にそういう特徴が表れにくいのかな、と思って、
同調査を見ていて、以下の回答に目が留まりました。
「何事も堅実な方法が一番」77%
「貯蓄は重要だ」93%
「人と競争することは苦手だ」65%
「出世よりプライベートを優先したい」76%
「自分の未来は明るい」57%
「自分たちの世代が日本の将来を変えていきたい」61.4%
「理想の大人はいない」54%
「将来どのような仕事につきたいか、わからない」25.3%
「将来は公務員になりたい」19.3%
うーん、ここから考えられることは、
会社は自己実現の場所ではない、と思っているのではないかということですね。
会社はお金を稼ぐ場所であって、
何かにチャレンジする場所とは考えられていないようです。
約6割が「自分たちの世代が日本の将来を変えたい」と思っているのに。
もったいないなあ、、、実にもったいない。
でも、よく考えてみると、
会社がそのような位置づけでとらえられているのは、
会社にいる私たちの責任が大きいですね、、、。
日本を変える意欲のある新成人がその力を楽しく発揮できる、
そんな場所にしなくてはなりませんね。