ディレクターの阿部が日々の気づきをつぶやくコーナーです

ブログ

ディレクターの阿部が日々の気づきをつぶやくコーナーアベログ

魅力的な大人であるために

「大人は大変そう」(89.3%)
「大人は疲れている」(93.6%)
「大人は楽しくなさそう」(68.5%)
「大人は暗い」(61.8%)
「大人は尊敬できない」(53.6%)


ソニー生命が今年、
全国の中高生を対象に行った調査結果です。
とほほ、、、


彼らの目に映っているこうした大人の姿が
影響しているのでしょうか、
将来についての回答はこうです。


「自分の将来、10年後は明るい」(45%)
「日本の将来、10年後は明るい」(26.4%)
「世界の将来、10年後は明るい」(29.4%)


こうなりますね、、、 もう、大人として申し訳ない気持ちです。
でも、もしかして、これ、
日本や世界の将来は明るくなくても、
自分の将来は明るいと思っている、ともとれる?


続いて、カッコいいと思う大人と、
将来なりたい職業についてを見てみました。


「好きなことに打ち込んでいる大人は
カッコいい」(56.3%)


将来なりたいのは、
「ITエンジニア・プログラマー」(男子1位)
「会社経営者・起業家」(男子2位)
「YouTuber」(男子3位)


「へえー」と思いました。
2位の会社経営者・起業家は、
昨年のTOP10圏外から急上昇のようです。


とは言え、です。
全体的な調査の数字を見ると、
やはり、思っていた以上に、
多くの大人は若者に夢を与えられていないです。


彼らにとっての大人とは、YouTuberではなく、
普段目にしている大人。
そんな大多数の大人が、とにかく疲れている。
もちろん、楽しそうに見えない。
もしかしたら毎日、子どもたちの前で「疲れた」と
つぶやいてしまっているのかもしれませんし。
だから、好きなことに打ち込んでいる
一部の大人はカッコいいと思うのは当然。
大人だってそう思います。
若い世代にとっては、なおさらですね。


こうなってくると、
「やはり大人が夢や目標を持たないと」
という気持ちになります。なんとか、
「楽しそうな姿を見せなければ」と。


でも、夢や目標は、なかなか簡単に持てるものではないですね。
そして、この設定が進まないと、
一歩を踏み出せず、結局、取り組めない、
という結果になってしまいます。


シンガーソングライターの米津玄師氏は、
「好きなことに打ち込む中で、目標が見えて来る」と
インタビューで語っています。


次々にヒットソングを生み出し、
今や小学生から大人まで、幅広いファンを持つ米津氏。
もともとは、ボカロ(ボーカロイド)用に
楽曲をメイキングし、活動していましたが、
ある時から、自分の力を試したいと思うようになり、
メジャーデビューを決めたのだそうです。


「好きなことに没頭する中で、人との係わり方を学んだし、
次にやりたいことも見つかった。
夢はそんなふうに見つかるものだと思う」


このインタビューを見たとき、
ああ、そんな感じでいいんだな、と思いました。
大人になると、どうしても先に夢や目標を
設定しなくてはならないと
思ってしまいがち。でも、やりながらでいいんですね。


さらに、「好きなことを見つけなきゃ」と
焦る必要もなくて、
何となく目の前にあるものに手をつけてみて、
好きがどうかは、後から考えればいい。
とにかく何でもやってみることが大切だと思いました。
そう考えると、何かを始めるための
ハードルが低くなりますね。


若者にとって、魅力的な大人であるために、
皆さんは何から始めますか?

これまでの記事

視点発見の旅
メルマガ【開-CAY】お申し込み

ご一緒に「視点発見の旅」へ!
メルマガは「開-CAY」で届きます

詳細を見る >>

「個人情報の取り扱いについて」

このページのトップへ