ディレクターの阿部が日々の気づきをつぶやくコーナーです

ブログ

ディレクターの阿部が日々の気づきをつぶやくコーナーアベログ

得意なことは何ですか?

「人よりほんの少し努力することが
辛くなくて、ほんの少し簡単にできること。
それが君の得意なことだよ。
見つかったら、それにしがみつけ。
そうすれば必ず道は開くよ」


NHKの朝ドラ『エール』で
主人公・古山裕一が通う小学校の教師が
裕一にそう言っていました。


運動がまったくだめで、緊張すると吃音が出てしまうため、
先生に怒られ、仲間からもいじめられている裕一。
得意なことをたずねられても
「ない」と答える彼に、先生がそう声をかけたのです。


先生の一言で、裕一は未来に光を見出していきます。
そして、後に、
高校野球のテーマ「栄冠は君に輝く」や、
「オリンピック・マーチ」など、
心に響く数々の名曲を生み出すのです。


ああ、いい話。
そして、主人公の裕一はラッキーですね。
作曲家になったのは、
もちろん本人の努力があったからですが、
子どもの頃に自分の得意なことが見つけられ、
背中を押してもらえたのですから。


さて、私も得意なことを考えてみました。
うーむ。もしだれかから「得意なことは?」と聞かれたら、
「ないかなあ」と答えるかもしれないと思いました。
好きなことはどっさりあるけど、
得意なことかって言われると、
どれもそこまでではないと思ってしまう。
それは、得意なことというものを、
人よりも数倍上手なこと、と捉えているからかもしれません。


でも、『エール』の先生が言うように、
「人よりほんの少し努力することが
辛くなくて、ほんの少し簡単にできること」
と捉えると、
私の場合、書くことはそれに当てはまるかもしれないと思います
(正確に言うと、簡単にはできていないんですが)。


得意なことが「ある」と捉えるのと、
「ない」と捉えるのとでは、
毎日のエネルギーが違ってきます。
多少へこたれることがあっても、
「得意なことがある」と思えば、
乗り越えていけるのかもしれません。


ここで思い出したのは、片付けコンサルタントのこんまりさん。
今や世界のこんまりです。


こんまりさんは子どもの頃から
片付けが大好きで、自分のものはもちろん、
家族のものも、どう片付けるとよりきれいで、
取り出しやすいのかを日々考え、
仕切りなどを使って、収納をテストしていたりしたのだそうです。
それが最高に楽しかったとインタビューで語っていました。


これは完全に「得意なこと」です。
片付けが得意なところで・・・と、
普通なら思ってしまいそうなところ、
こんまりさんは本当にその道に進んでいきました。
『エール』の先生風に言うと、
「得意なことにしがみついて、道を開いた」ことになります。


「人よりほんの少し努力することが
辛くなくて、ほんの少し簡単にできること」
皆さんの得意なことは何ですか?

これまでの記事

視点発見の旅
メルマガ【開-CAY】お申し込み

ご一緒に「視点発見の旅」へ!
メルマガは「開-CAY」で届きます

詳細を見る >>

「個人情報の取り扱いについて」

このページのトップへ