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自分ハッピーでいこう

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よく目にする言葉で、前から違和感を感じている言い回しがいくつかあります。

一つは「ほめられレシピ」「ほめられコーデ」などの「ほめられほにゃらら」。

二つ目は「愛されメイク」などの「愛されほにゃらら」

まだありそうですが、すぐ浮かぶのはこの二つです。

何が違和感かというと、単純に、「~したい」じゃなく「~されたい」なの?
相手の行動ありきでいいの?と思うのです。
~されるかどうかは自分でコントロールできないことだからです。



自分ではものすごくおいしい料理ができたと思っても、相手からほめられないことだってありますし、

バッチリメイクできたと思っても愛されないときだってあります 笑。

相手の行動がゴールだと、相手の反応が期待と違ったときにガッカリしたり、イライラしたりすると思うのです。


「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」

このことわざを知ったのは、アドラー心理学を解説した『嫌われる勇気』を読んだ10年ほど前。

当時、私は、反抗期に突入した長男の言動や行動に日々頭を抱えていたのですが

この言葉そしてアドラー心理学を知って、とてもすっきりしました。



相手を無理やり変えることはできない。私ができることはここまで。ここからは「他者の課題だ」とわかったからです。

その『嫌われる勇気』、今本棚から引っ張り出してきました。

「あなたの期待や信頼に対して、他者がどう動くかは他者の課題なのです」とあります。

そう。そうなんです。
「ほめられる」か「愛されるか」。そこは他者の課題なのです。



せっかくおいしい料理をつくったのに、ほめられなくてガッカリするなんて残念なので、

自分自身が「うわ、これ、最高においしい!」と、おいしく食べられればいいのではないでしょうか。

相手が「すごいねえ」「最高」と言ってくれなくても。

「いや、そんなに深く考えることじゃないんじゃないですか?」

「 みんなそこまで考えずに普通に使ってますよ」ということかもしれません。

確かに、こうした相手の行動ありきの言葉、結構使われていますよね。

「モテメイク」とか「モテコーデ」なんかもそれですね。

なんでしょう。流行り?

深く考えないで使っているとしても、こういう言い回しの言葉が普通にメディアにバーンと出てくるのは、むむ?と思います。

引っかかるポイントは、他人軸以外にもあります。

それは、何となく上下関係というか、強弱関係を感じることです。

とくに、「ほめる」「ほめられる」には感じますね・・・。

育成でもよく使う言葉なので、見慣れた言葉ではありますが。

いや、叱って伸ばした方がいいと言ってるわけではないんです。

なんというか、ナチュラルじゃない感じがするんですよね。考えすぎでしょうかね 笑。

職場で「今週のほめられ仕事はコレ」とか「~~部長の必殺ほめトーク」とか、そういうの、いやですよね。
あ、ここまでおもしろかったらいいかもしれませんが 笑。

というわけで、他人の行動を自分のアクションのゴールにすると辛いのでは?という話でした。

基本的に、自分ハッピーがいいですよね、何事も。

春ですね。花粉シーズンがまだまだ続きますが、負けずにまいりましょう(涙)。

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