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『気持ちの持ち方・考え方』カテゴリの記事

 

汚部屋.jpg

大喜利ではありません(笑)。

カレンダーが11月に近づくと
だんだん「年末」という言葉が
ちらつくようになってきます。

年末に向けて片付けなければならないのは、
仕事だけではありません。

大掃除をするのは大変だから一年を通して
小掃除をちょこちょこやろうと思っていて
結局やらなかった家の中を、
年末に向けてなんとかせねばなりません。

数日前、ネットを眺めていたら
「1日5個捨てる大作戦」
という記事を見つけました。

この記事を書いたのは藤原華さんという方で、
過去にもクローゼットの服の断捨離リストが
ユニークだったことで注目された方のよう。

この「1日5個捨てる大作戦」にも、
エリアごとの捨てる対象物リストがあって、
それがおもしろい。
「あるある」と頷けるものなので、
またもや話題になっています。

例えば、

台所・お風呂
・なぜか二つある缶切り
(錆びているほうを捨てる)
・冷蔵庫の奥深くで眠っている人参のミイラ
・コンビニの割り箸とフォーク(一生使わん)
・おまけでもらった石鹸

洗面所・お手洗い・居間
・「あとで掃除に使う」と残しておいた歯ブラシ
・ディズニーのおみやげでもらったお菓子の缶
・何かのネジ

など。

ある・・・ありますねえ・・・

リストを読むだけでおもしろい。
リストは新しいエンタメコンテンツかも。

あ、今日お伝えしたいことは、
実際に行動に移すためには、
自分がワンステップを踏み出しやすい、
遊び心と工夫が大事だということです。

掃除や片付けが好きな人・得意な人は、
そもそも年末に向けて
大量にものを捨てる必要がないわけで、
1日5個捨てる大作戦を
決行しなくてはいけない人は、
片付けが得意じゃない人。

そういう人は、
片付けや掃除というワードにまったく
心が踊らないのです。

でも、

「こういうの、家にありますよね?
それ、捨ててみてはどうですか?」

というオモシロリストがあったりすると、
楽しい気分になり、やる気になる(笑)。

そして、この「1日5個捨てる大作戦」リスト、
じっくり見てみると
読んだ人がアクションしやすいよう、
よく考えられているし、
読者目線で興味がわくようにできている。

客観的な視点を感じるなあと少し調べたら、
リストの作者である藤原華さん、
『片づけをプロジェクト管理してみたら
汚部屋が生まれ変わった』
という本を出していて、
片づけをプロジェクトとして捉えて、
KPIを設定し、WBSを作り、
PDCAを回しています(笑)。
なるほど。客観視、できるわけです。

ちなみに、実は私も以前同じようなことを
考えたことがありました。

家事は仕事なんだから、
PDCAを回すという発想が必要だ。
クオリティを保ちながら、
効率も上げるにはどうしたらいいか、
可視化してはどうか、
というようなことです。

私の場合、これを思いついた時は
とたんにおもしろくなってしまい、
エプロンをつけたままデスクにはりついて
エクセルをいじって、
家事どころじゃなくなったのですが、
この華さん、
しっかり片付けに落としているところが
すばらしい。
形にするまで、続けるって
本当に大事です・・・

何の話ですか?という感じになってきました。

お伝えしたかったことを、まとめてみます。

目の前のタスクが興味があることであれば、
どう取り組むかをいちいち考えなくても
高い熱量で取り組めると思います。

しかし、苦手なことである場合は、
そこに向かっていくための何かが必要。
この華さんのように、
おもしろリストをつくって作戦名をつけて
取り組むのもよし、
プロジェクト化して仕事のように
取り組むのもよし、
もしかしたらゲーム感覚でできるよう、
「昨日の私を超えろ!
トイレ掃除3分チャレンジ」など、
ゲームを考えてしまうのもいいかもしれません。

何が響くかは人によって違います。
仕事でも、プライベートでも、
自分はどういうことだとモチベが上がるのか、
どんなことだと取りかかりやすいのか、
そんなことを考えて、
取りかかり方を工夫してみると
いいかもしれません。
それで、もしうまくいったら、
ほかのことにも応用できます。

そう考えると、
年末の片付けも楽しくなりますね。

「いやいや、
そんなこと考えている間に
早く掃除しちゃえばいいでしょ!」

という声も聞こえてきます・・・

季節の変わり目、体に気をつけてまいりましょう!

やってみよう.jpg

「遠くを見ています」


テレビのインタビュー番組に出演していた
草彅剛さんが、なぜそんなに目がいいのか、
何か特別にしていることがあるのか、と聞かれ、
そう答えていました。

インタビュアーが、
いやいや、そんな簡単なことであるわけがない、
もっと他に何かやっているでしょう、
というような反応をしたら、
草彅さんは、こんなことを言いました。

「だいたい、そういう反応されるんですよ。
そんなわけないって。でも、皆さん、
子どもの時から、遠くを見るのは目にいい、って
言われてきているのに、実際やっていないでしょう?
やってます? 僕はちゃんとやっているんですよ」


「ああ、そうだ。本当にそうだ」と私は思いました。

いいと言われていることを素直にやっているのか?
やったと言えるほど、続けたのか?と。

「よく噛んで食べなさい。30回噛みなさい」

なんて、言われたりします。

よく噛むと体にいいと
私も親や祖父母に言われました。

でも、私はやってこなかった。

どう体にいいのかわからんと思っていたのか、
面倒臭いと思っていたのか、
子どもの私がどう感じていたのかは覚えていませんが、
とにかくやってきませんでした。


昔から言われていたことに限らず、

「エスカレーターではなく階段を使うといい」
とか
「水をたくさん飲むといい」
など

健康にいいというジャンルに絞っても、
「こうするといい」という情報は山ほどあります。

これまた、私の場合、
素直に採用していることはほとんどありません。

無意識に、
「そのやり方は私に合っていない」とか
「いや、もっと効果がある方法があるはずだ」と、
やらない理由を考えているのかもしれない。

書きながら、そう自分自身の癖を分析したのですが、
いやこれは、まず自分でよく理解してから取り入れたい、
ということだと気づきました。

よく理解していないものに手をつけたくないというやつ。

でも、これ、理解するまでに時間がかかるわけなので、
なかなか手をつけないということになります。
「ちょっと待って、まだ理解していないから」
なんて言っていると、時間がどんどん過ぎる。

そして、なんだかんだ、
オリジナリティを加えようとする 笑。
そのままやりたくない。
厄介です。

仕事や勉強でもそうかもしれません。

「こうするといいよ」という情報やアドバイスを
もらっても、そのまま実行しない。

これもまた、
「待って、これから理解するところだから」
とか
「私なりのやり方があるはず」
みたいな理由ですね・・・
そうなると、いつまでたってもやらない。


まずは、言われたまま、素直にやってみる。
いろいろ工夫を加える前に、やってみる。

これ、とても大切だと気づきました。

なんでもかんでも片っ端からやったほうがいい
ということではもちろんありません。
でも、難しいことをいろいろ考えず、
まずは言われたまま、いくつか試してみる、
とにかく早く取り掛かることが大事だなと。

やりながら理解することもできるし、
やらないと理解できないこともある。
やらないと、自分に合っているかどうかもわからない。

守・破・離ですね、これは。
守を全然やっていないのに、破に行っちゃいかんよ、
まず、教えのままやってみて、
そこから自分のオリジナリティを加えなさい、
ってことですね。

まずはレシピ通りやってみよう、
つべこべ言わずにまずやってみなさい、私! 笑

というわけで、
書きながら、自分自身にツッコミを入れる、
リフレクション感満載のメルマガになりました。

さて、あっという間に8月も終わり。
暑すぎて、早く秋が来ればいいと思っていたのに、
ツクツクボウシの鳴き声が聞こえると
夏の終わりを感じて寂しくなってしまいます。

とはいえ、9月もまだまだ暑いでしょう。
台風も心配です。
体調に気をつけてまいりましょう。

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連日、熱い戦いが繰り広げられている
パリオリンピックですが
皆さん、開会式はご覧になりましたか?

私はオンデマンドでじっくり見たのですが、
すごくよくできたショーだなと思いました。
そして、何と言っても、
最後のセリーヌ・ディオンの
愛の讃歌がすばらしかった。
病気でしばらく活動できなかったセリーヌ。
もう歌えないのではと言われていましたが、
ステージでのあの堂々としたプレゼンス。
泣きました。

さて、セリーヌ、歌はもちろん
エクセレントだったのですが、
ドレスもとても美しいと思いました。

パッと見はシンプルな白いドレス。
でも、よく見ると、
細かなフリンジやビーズが
散りばめられていて、
私はファッションの専門家でも
なんでもないですが、
これは計算されたシンプルだなと
思いました。

後日調べたら、彼女のために
ディオールがデザインしたのですね。
アトリエで1,000時間かけて
生み出されたドレスだそうです。
当日のあの場と歌、
彼女の雰囲気にぴったりでした。

考えてみたら、
あのエッフェル塔のステージも、
セリーヌの復帰ステージだと捉えると、
もっとゴージャスにしたいと
思っちゃいますよね、普通なら。
もっと、もっと飾ろう、と。

でも、ステージ自体も大変シンプルで、
エッフェル塔全体をステージとして捉えたときに
生きるようにデザインしたのだなと思えました。

シンプルは強い。
でも、シンプルは難しい。

そう、あらためて思いました。

よく引き算のデザインと言いますが、
引き算は難しいですよね。
一回、盛ったものを
引くということが難しいんですよね。

普段のファッションもそうですね。
一度、いろいろ足してしまったら、
そこから引くのはとても難しい。
なぜなら、引いた瞬間
「さみしいなあ」と思ってしまうからです。

インテリアもそうです。
いったんいろいろ並べてみた。
壁にも絵も掛けてみた。
間接照明も加えてみた。でも、何か違う。
そしてどんどん足してゴチャゴチャになる。
そうなると、引くのは大変です。
引けば、引くほど、さみしくなる(笑)。

文章もそう。
いろいろ情報を付け加えたほうが
相手にとっても親切だろう、
伝わるだろうと思って追加する。
そうしたら、モリモリになって
かえってわかりにくくなってしまった。
でも、もう何を引けばいいのかわからない。
ありがちです。

引き算が難しいのは、
考えが必要だからですよね。
コアになる考え、コンセプトや
メッセージとも言えるでしょうか。

考えがあれば、
「こういう考えだから、これを強調する、
あとはいらない」
となるのですが、
考えがないと、何を基準に引き算するか
判断できなくなってしまうのだと思います。
そもそも、引くという行動は
勇気を必要とすること。
判断軸がないと、さらに難しい。

そして、考えは、
盛る前になくちゃいけないものですね。
考えがあったら、それを強調すればいいわけで、
いらない要素を盛らない判断ができます。

なんて、書きながら、
私も今、「そういうことか」と気付きました(笑)。

何事も、考えが大事。
その考え方が目立つようにし、
そうでないところは削ぎ落とす。

難しいですけど、そういうことですね。

まだまだ暑いですが、
皆さんご自愛ください。

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昔から血液型や星座によるタイプ診断的なものに
興味がありません。

興味がないのは、一度も「当たってる」と
思ったことがないからだと思います。

私はA型で山羊座なのですが、
この組み合わせで目にする説明は
だいたい以下のような感じです。

「とても真面目。几帳面。慎重。コツコツ努力型」

ううむ。当たってない。

そんなわけで、血液型論は信じてこなかったのですが、
世の中、結構頻繁に人間関係と血液型が
一緒に語られますよね。
プライベートトーク、とくにママ同士のトークなどでは
よく出てきました。

「B型なんだ。やっぱりね」
「そうだよね、あの人AB型だもんね」

のような会話です。
私の場合は「A型っぽくない」と
言われ続けてきました。

A型は真面目で几帳面とか、AB型は変わっているなどの
なぜそう言えるのか?というような情報を
無意識に信じてしまって、バイアスになっていることを
確証バイアスと言いますよね。

血液型以外にも、
「女性はていねいだから、細かい仕事に向いている」
とか
「アウトドア派の人は明るく、コミュ力が高い」
とか(笑)、まだまだあると思います。


人事コンサルタントの曽和利光氏によると、
そもそも、人が確証バイアスにとらわれてしまうのは、
脳を「省力化」したいからだそうです。

日々接するさまざまな対象を
イチから認識・解釈していくと、
知的パワーを大幅に消費することになり、頭が疲れる。
すでに何度も直面した対象(物事)に、
毎回初めて出会ったかのように
イチから認識を始めていては、
知的パワーがいくらあっても足りないので、
思い込むことで省力化しているのだと言います。

なるほど。確かにそうかもしれません。
時間もパワーも有限です。
いちいち、「いや、本当にそうなんだろうか。
そうとは言い切れないんじゃないだろうか」
とならないやり方を脳が選んでいるのかもしれません。

しかし、確証バイアスにとらわれてしまうと、
フラットな判断ができなくなります。

曽和氏は、ジョブズやザッカーバーグが
毎日着る服に悩まないよう、
ユニフォーム化しているのは、
脳のパワーを使わない対象をつくることで、
それ以外の判断をクリアにできるようにしていると
説明しています。

そうか。やはりインプットでも「緩急」なんだ。
と、私は思いました。

なんのこっちゃってことですが、
私は、以前から度々このメルマガで
「緩急」「強弱」はとても大事
ということをお話ししています。

それは、主にアウトプットでの意味でした。
たとえばダンスや音楽だとわかりやすいですが、
全部を同じスピードで、強い力で表現しても
あまり良さが伝わらないけれど、
速くなるところ、遅くなるところ、
強いところ、弱いところが表現されていると、
ぐんとストーリー性が出て、見ている人、
聞いている人の感情に
アクセスしやすくなる。
これは、記事の執筆などでも同じです。

しかし、今回の話はインプットの話。

脳は、何かを理解する時、
いつも全力でパワーを使わないように、
確証バイアスで省力化している。
しかし、それだとフラットな判断ができなくなる。
そうならないように、
脳がパワーを使わない対象を決めて、
脳がきちんと休める状態もつくり、
逆にパワーを使わなくてはならないところに
使えるようにしよう。
ってことですもんね。

ああ、私がたまにボケボケなのはこのためなのか。
最近はしなくなりましたが、
缶切りを買いにいったのに、
栓抜きを買ってきてしまったのは
脳の省力化だったのね、
あれによって、
ほかの時間は冴えていたのかもしれない、
と妙に納得。

いやいや、結果として緩急がついちゃった、よりも、
ちゃんと意図して緩急をつけたほうがいいですね。

ここで脳を使わないようにしよう、
逆にこっちで使おう。
そんなふうに少しでも意識してコントロールできれば、
確証バイアスが働かないように
できるのかもしれません。

皆さんは脳のパワーをどこで使って、
どこで休めますか?

さて、本格的に暑くなってきましたね。
体調に気をつけてまいりましょう。

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家の片付けをしていたら、20年ほど前に買った
コンパクトデジタルカメラが出てきました。
最後に使ったのはたぶん12~3年前くらい。
そこからずっと引き出しの奥で
眠っていました。

まだ使えるかどうかわかりませんでしたが、
充電してみたら動いたので、
早速何枚か撮ってみることにしました。
初期のコンデジなので
使い方はとてもシンプルですが、
いろいろと忘れてしまっていたので、
ネットで取扱説明書を探し、
あらためて機能を調べました。

少しずつ設定を変えながら撮っていて
気づきました。
とても優秀なカメラだったのだと。

当時は子育てでバタバタだったこともあり、
AUTOで撮るばかりで、
どこをどのくらい調整できるのかを
あまり見ておらず、
いたって普通の写真を撮っていました。
でも、あらためて触ってみると、
かなりいい感じで撮れるのです。

20年近く、気づいていなかった。

うう、購入時にちゃんと調べておけばよかった。
なんて後悔したものの、
「ま、普通に撮れればいいか」
くらいに思っていたのも事実。

でもやはり、もっと前にやる気になって
使いこなせるようになっていれば、
高いクオリティの子ども写真が
残せたはず・・・と反省しました。

考えてみると、こういうことはよくありますね。

「機能を知らなかったから、使ってこなかった」
ということもあると思いますが、

「なんとなく知ってはいたけど、
情報を得るのが面倒で使わなかった」
とか
「なんとなく知ってはいたけど、
難しそうだったので、使ってこなかった」

こっちのほうが多いのではないでしょうか。

たとえば、スマホ。
便利機能があるのは知っているけど、
調べるのも覚えるのも面倒で、
一瞬で終わるかもしれない作業に
何分もかけている。

とか

エクセルで何かの資料をつくるとき、
関数やマクロを使えば長い目で見ると
効率化につながるのに、
覚えるのも理解するのも大変そうだから、
非効率だと知っているけれど
今までのやり方でやっている。

など。

なぜ新しい情報を得たり、覚えたり、
試してみたりするのを避けるのか。

最初に出てくる理由はおそらく、「忙しいから」。

でもきっと、その奥には
こんな思いがあるのではと思います。

「今、特に困っていないから、今までと一緒でいい」

「下手に何か変えると、時間がかかってややこしい」

「何か新しいことをして、失敗するのがいやだ」

自分で書きながら、いろいろ思い出されて
反省モードに入ってきました(笑)。

はい、そうです。
「忙しいし、いろいろ調べたり、試す時間がない」
これですよね...

しかし、じゃあ忙しくないタイミングが
いつかやってくるのか?
というと、そんなことはない。
常に「忙しい」。
なので、これを続けていると、
「THE前例踏襲の人」になってしまいます。


世の中、リスキリングが叫ばれています。
ベネッセが2023年に
社会人4万人を対象に実施した
「リスキリングに関する生活者理解のためのインサイト調査」によると、
社会人の約40%が、
直近1年間の学習経験も今後の学習意欲もない
「なんで学ぶの」層なのだそう。

調査では、人生に対して主体性が持てない、
自己肯定感が低い人が多く存在すること、
そして、リスキリング=押し付けられるだけの終わらないタスク
と捉える人が多いことも明らかになりました。

ううむ。
やはり学びは自発的でないといけないですよね。
自分では学ぶ意味がないと思っているのに、
外から「学べ!」と言われても、
本当の学びにつながるとは思えません。

では、どうしたら学ぶ意欲が高まるのか。

これは私の考えですが、
一つは学びのハードルを下げることかなと思います。

お金を払って何かの学校に行ったり
オンライン講座を受けるなどの学びもいいですが、
学びのイメージが学校や講座ありきだと
金銭的、時間的理由からなかなか始められない。
なので、今日、新しい機能を一つ使ってみる、
くらいでもいいのではないでしょうか。
昨日と違うことをしてみるくらいの気軽さで
トライしていると、1年経てば、
かなりの学び量になっていますよね。

あとは、未来を見るしかないんじゃないかな
と思います。

過去にうまくいかなかったから、やる意味がない。
など、過去の失敗経験に囚われると、前に進めません。
だから、未来を見る。
そして大袈裟なくらいポジティブなイメージを描く!

これを覚えたら、仕事がだいぶ効率化されて、
帰りにジムに寄る時間が増えて、
スーパーボディになるかも!

くらいのやつです。
自分自身が楽しむのが一番ですから。

なんて言ってますが、
実は私もいろいろとできていない...。
今回は自分自身に言い聞かせる感じになりました。

さて、もう6月も中旬です。
今年が半分終わりますね。
ジメジメしていますが、
体調に気をつけてまいりましょう!

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以前どこかのインタビューで
YOASOBIのボーカル、幾多りらが
「歌うときは、なるべく細かい音符で
理解する」というようなことを
言っていました。

2019年に大ヒットした
『夜に駆ける』のレコーディングのことを
言っていたと記憶しています。

テンポが速い。言葉も多い。転調も多くて、
息継ぎのタイミングも難しい。
とにかく歌うのが難しい曲だったそう。
少しもずれられないので、
音符を細かく刻んで、
音を捉えたというようなことでした。

一拍の中の細かな音符を捉える。

たとえば、いーち、にーい、さーん、しーい
の中に、それぞれ4拍捉える。
いちにさんし、にいにさんし、
さんにさんし、しいにさんし 
みたいなことだと思います
(文字で書くと難しいですね。
理解していたただけたでしょうか)。

これを読んだとき、すごく納得しました。

実は私、大昔にダンスをしていたのですが、
キレキレなダンサーは
すごく細かく音を捉えて、
その細かい音にも動きを合わせている。
大雑把に音を捉えると、
動きも大雑把になってしまい、
間延びしてしまうんですよね。

私はできませんでしたが、
キレッキレで緩急あるダンスをする人は
音を細かく捉えるのがうまいなあと
思っていました。

音楽では音ですが、この「細かく捉える」と
上達するというのは、いろいろなジャンルで
言えることだと思います。

たとえば、スポーツ。

テニスでラケットを構えるとき、
いちで体の正面でラケットを構え、
にで足とラケット引いて、
さんで打つという動きがありますよね。

あれを、いーち、にーい、さーん
とやるのか、
いちにっさん、にいにっさん、
さんにっさん で捉えるのかで、
やることが変わると思うのです。

細かく捉えると、
そのタイミングで体がどこにあるのか、
腕がどこにあるのか、
重心がどこにあるのかまで
意識することができる。
そうすると、修正していける
ということだと思います。

そしてこれ、仕事でも言えますね。

たとえば制作の仕事で言うと、

学生向けに
企業の採用パンフレットをつくる

と捉えるのか、

その企業をほとんど知らない
理系の学生向けに、
ストーリー仕立ての
採用パンフレットを
ウェブ閲覧用につくる

というところまで捉えるかでは、
やることが全然違ってきます。

細かく捉えようとすると、
疑問がわき、確認事項が発生する。

それを一つひとつ確認していくことで、
精度が高くなっていくのだと思います。

さて、あっという間にGW前半が終わりました。

お休みされている皆さんも
お仕事をしている皆さんも
どうぞ体調に気をつけてお過ごしください。

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「怒られたことがないし、
自分も怒ったことがない。
怒るってどういうふうにやるんですか?」

と、昔、職場のスタッフに聞かれて、
驚いたことがあります。

雑談で私が子どもの話をしたときだったように
記憶していますが、
真面目に質問をされたことを覚えています。

「怒ってはいけない」という言葉は、
子育てをしているとよく耳にする言葉です。

ママ友との会話でも昔はよく
「ムカっときたけど、こらえた」
「ムカっときそうになったけど
ほかのことを考えて抑えた」
というようなエピソードを聞きました。

この2つ、同じようでいて違います。
前者は、怒りの感情は認めたけど、
怒りを外に出さなかった。
後者は、怒りの感情自体をないものとした。
専門家ではないので、私の感覚ですが、
何となく後者は不健康な感じがします。

ここで、思い出すのが、10年ほど前に公された
『インサイド・ヘッド』という映画。
ピクサーが制作したアニメです。

あることがきっかけで、
主人公の頭の中から「カナシミ」の感情が
いなくなってしまい、
その状況を「ヨロコビ」が
コントロールしようとするが、
うまくできなくて・・・
というストーリー(だったように記憶)。

でも「カナシミ」も「ヨロコビ」も含めて、
すべての感情が集まって
その子をつくっているのだから、
感情を無視するのではなく、
素直に受け入れて、上手につきあっていこう
というメッセージだったと思います。

当時、小学生男子の子育て中だった私は、
日々、いろいろな感情と戦っていたんでしょうか(笑)、
「そうだ、そうだ」と頷きながら、
映画館を後にしたのを覚えています。


さて、近年、ハーバード大学の
意思決定センター(Harvard Dicision Science Lab)
というところが、感情を以下の12種類に分類して
研究を進めているそうです。

ネガティブ感情
・怒り
・イライラ
・悲しみ
・恥
・罪
・不安(恐怖)

ポジティブ感情
・幸せ
・誇り
・安心
・感謝
・希望
・驚き


こうして一覧で見てみると、
自分自身が感じがちな感情と
そうでないものがわかりますね。
最近の自分の行動を振り返って、
あれは自分としてはどんな感情だったのかを
あらためて考えるきっかけにもなりそうです。

で、さらに別の資料なのですが、
いくつかの感情について、
それらが起こるときに、何に注意が向いているかが
書かれているものを見つけました。
これ、すごく興味深いです。


不安
→わからないことに注意が向く

恐怖
→手に負えないことに注意が向く

悲しみ
→無いことに注意が向く

怒り
→大切なものがおびやかされることに注意が向く

喜び
→獲得したことに注意が向く

安らぎ
→満たされていることに注意が向く

参考:鈴木伸一(2016)不安の医学 
第23回 都民講演会より


例えば、怒りを感じたとき、
感情をコントロールするためには、
何に怒りを感じているのかを
冷静に考えるのだと思いますが、
大切なものをおびやかされることに
注意が向いていることがわかれば、
自分にとって今、どんな大切なことが
おびやかされようとしているのか
と考えることができる。
大切だと思っていることを
再認識することにもなります。

私は毎晩のように、
我が家の猫に夜中に起こされていますが、
一晩のうちに何度も起こされると
さすがにムカっときます。

でも、これ、何を大切に思っているか
という発想で考えると、「睡眠」だとわかる。
私はぐっすり眠りたいのだと。
猫はしょうがないのです。夜行性ですし。
2匹いるので盛り上がることもある、と思える。

猫対策という発想から、
睡眠をどうするかという発想になります。
とてもすっきりします
(いやいや、それじゃだめだろ
という気もしますが)。

感情と向き合うこと、
私もまだまだ勉強中ですが、
特定の感情を無視することなく、
これからも、うまくつきあっていきたいと思います!

さて、あっという間に4月。
新社会人かな?と思われるスーツ姿の若者も
目立ちますね。
皆さん、体調に気をつけてまいりましょう!

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インスタで料理動画をよく見ます。

自分から進んで見つけにいっているというよりは、どんどん出てきちゃうので見ているというほうが近いです。

「あ、いいな」と思って保存したりすると、そればかり出てくる。

チーターの赤ちゃん動画にいいねしたら、数日間チーターの赤ちゃんテロくらいの勢いになってしまう、あれです。

そうそう、料理動画の話でした。

見ていて思うのは、皆さんクオリティが高い。
もちろんプロの方もいらっしゃるでしょうが、そうでない方々も料理自体も動画もクオリティがどんどん上がっていく。
これは、ちょっと作ってみましたくらいのレベルのものを気軽に投稿できない雰囲気ですね。

実際、ちょっと作ってみましたの投稿に、盛り付けがよくないだの、

切り方がいまいちのようなコメントがあるのを見ると、閲覧する側の期待も高くなっている様子。

クリエイティブのクオリティってこうして上がっていくんだなあ、すごいなあと思いながらも、

世の中の料理のクオリティが高すぎて、料理から遠のいてしまう人ももしかしたらいるのではという気もしてきました。

そんなある日、noteでこんな発言を見つけました。

「家のチャーハンで、パラパラかどうかなんて悩む必要は全くないわよ。

パラパラは、チャーハンがベロにのっかった一瞬のことでしょう。

多少作り方が違ってたって口の中で合体して、ごっくんしたらみんな一緒よ」

どなたが発したのかとてもわかりやすい。
はい、平野レミさんです。
平野レミさんが、昔、初めて出演したテレビの料理番組でトマトを素手で握りつぶしたら

「下品だ」という抗議の電話が殺到したという話はよく知られています。

レミさんによると、トマトを素手でつぶすのは包丁で切るよりも

断面がギザギザになって味が染み込みやすくなり、なにより簡単だからだそう。

仕事で疲れきっている人が料理の完成度を上げるために

手間をかけすぎて不機嫌になるのはハッピーじゃないとレミさん。

「私が大事にしているのはキッチンから幸せを届けることだから」と語っていました。

確かに。結局、何を大事にするかだなあと思いました。

自分が大切にしたいことを忘れて、

ただ、すべてのプロセスで完成度を上げるような取り組み方になってしまうと、

時間は限られているのだから、疲弊してしまいます。

そういえば「ええ加減でええんです」と土井善晴さんも言っていますね。

一汁三菜にしばられすぎて、つらい思いをしている人もいる。

お味噌汁にどんどん具を入れて、一汁一菜で十分と土井さんは言っています。

細かなことは気にしなくていいと。

「焼き魚をして魚の皮がむけたことを失敗と言う。どこが失敗やねん、と思います。

おにぎりをちゃんと三角に握るとか、ギョウザをきれいに包むとか、別にいらんでしょ。

焼きムラがあってもええんです。その方がおいしい。日本人は、体裁とか均一性を要求しすぎです」

と、インタビュー記事で話していました。

土井善晴さんが大切にしているのは、一生懸命料理するという、そのプロセス。儀式みたいなものかもしれません。

ええ加減というと、適当や手抜きのようなニュアンスですが、そうではなくて、

作り手側の加減でいい。しょうゆ大さじ1なのか1.5なのかは作り手が決めればよい。心がこもっていればいいと。

そうだよなあと思います。

忙しく毎日を過ごしていると、

外から聞こえてくる「こうすべき」「こうあらねばならない」「普通はこうする」に引っ張られてしまうのかもしれません。

それぞれの事情、やり方があっていいはずなのに、

自分にとって大切なものをつい忘れてしまい、外の声に流されてしまう。

料理に限らず、「私は何を大切にしたいのか、そのために何をして、何をしないのか」、

そういうことを考えないといけないなと思いました。

そうこうしている間に、2月が終わっていきます。
私が大切にしたいことは何なのか(笑)。
春がそこまできていますね。体調に気をつけてまいりましょう。

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ドカンこと宮藤官九郎氏が脚本を担当しているドラマ『不適切にもほどがある!』を楽しんで視聴しています。


昭和の中学の体育教師がふとしたことで令和時代にタイムスリップしてしまったら価値観がまったく違って・・・というような話ですが、
社会課題をおもしろおかしく、クドカンならではのトーンで風刺していて、笑いながらも、いろいろと考えてしまう内容です。

我が家の次男が何かと「これだから昭和は」と言ってくることは、このメルマガでも何度か書いているのですが、彼らにとって昭和はどうやらかなり大昔の印象らしいのです。
家の電話しかない、パソコンがない、もちろんインターネットもない。どうやって暮らしていたの?と。

そんな感覚なので、トトロに出てくるようなハンドルをぐるぐる回して通話する電話を私が子ども時代に使っていたと思っていて、 あれはどうやって話すの?と聞いてきたので、さすがにあれほど昔じゃないから使ったことがないと伝えても、ピンときていない。

彼らにとって昭和は昭和。昭和は大昔。まったく違う世界。そこで生きてきた人たちは考え方が全然違う。わからん。大袈裟に言うと、そういう感覚なのかもしれません。

冒頭でふれたクドカンのドラマにこんなシーンがありました。

令和時代にタイムスリップした体育教師が居酒屋に入り、デジタル注文にてこずって炙りシメサバを大量注文。ロボットによって続々とテーブルに届けられ、途方に暮れる彼の横で、真剣な表情でハラスメントの話をしているビジネスマンたち。後輩にハラスメントを訴えられたという男性が、上司たちに何があったのか、何を言ったのかをヒアリングされています。

男性「頑張れと言いました」
上司「それがハラスメントなんです」
男性「頑張れ、も言っちゃいけないんですか?」
話に加わってきた体育教師「じゃ、なんて言えばいいの?」
上司「何も言わない。見守るんです」

正確なセリフではありませんが、そんな展開。
その後、それはおかしいだろうと会話が続くわけですが、私が確かにそうだなあと納得したのは、

「話し合いをしよう。たとえわかり合えなくても、話し合いをしたという履歴は残る」というセリフでした。

昭和と令和の価値観が違い過ぎる。昭和から見ると令和は「うそでしょ?」だし、令和から見ると昭和は「冗談でしょ?漫画?」くらい違う。

そんなに違うんだから、わかり合えるはずがないと思っていたら、お互いがどう感じているか、いつまでたってもまったくわからないということになります。わかり合うというところまで到達しなくても、お互いが自分の考えを言うのはやはり大事だなと思いました。

そんなふうに思って世の中を見渡すと、昭和と令和という構図に限らず、「どうせ、わからんでしょ」と放置していることはたくさんあるのかもしれません。一方的に思い込んでいることがないか、あらためて考えてみようと思いました。

2月もどんどん過ぎていきます。花粉の季節・・・。体調に気をつけてまいりましょう。

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しつこい人。

どういう人でしょうか。

ネットでは、しつこい人の行動として、
こんなものが出てきます。

何度も同じことを聞いてくる。
こちらの温度感を考えない頻度で連絡してくる。
LINEの文章が長い。
とにかく細かい。
おせっかい。
心配性。
自分勝手。
思い込みが強い。

うーん、通常、嫌われてしまう行動ですよね。
エスカレートしてしまうこともありますし。
心理カウンセラーによる
しつこい人の対処法、なんかもあったりして、
しつこくされる人、困っている人が少なくないんだな
と思います。

では、しつこい人はなぜしつこくしちゃうのかを考えてみました。
心配性で気になると確認せずにいられない、とか、
私がやってあげなければという思い込み、なんかもあるでしょうが、
熱量が大きい、ということもありますね。おそらく。
がっと熱が入って、集中してしまう。
で、その熱をわりとずっと保って行動できる、
という人たちなのかと想像します。

しつこいと嫌われるけど、そんなしつこさを
持っていないといけない人たちもいますね。
それが、新しいものをつくりだす人、
大きな物を動かす人、推進していく人たち。

こういう人たちはあっさりするわけにはいきません。
たとえば、イーロン・マスク。
周囲がひいてしまうほどのしつこさでしょうね。
スティーブ・ジョブズもそうだったのではと思います。

『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる』
の著者、伊庭正康氏は、
「しつこさ」はスキルの一つだ、と言っています。

「しつこさというと、具体的な方法論が見えづらく、
根性だの気合いだのといった話になりがちですが、
そうではなくて、しつこさに必要なのは、
ちょっとしたコツを加えること、
いろいろと妄想を膨らませることです。

そして、いいしつこさを発揮するには、
最上位の目標を考えること。
ゴールをぶらさず、いろいろ試してみること。
一つ失敗して終わりではなく、新しいやり方を試して、
諦めずに最上位の目標に向かうこと」

TKKの法則。
これ、伊庭氏による、しつこさを身につける法則です。

T たのしくする
K かんたんにする
K こうかを確認する

確かに。何かを動かしていく人たちの共通点は
簡単に諦めないこと。楽しんで、楽に、
そして、とにかくやり続けることかもしれません。

ビジネスに限らず、ダイエットでも何でも
何かに取り掛かってうまくいかないとき、
足りていないのは「しつこさ」だなあと思いますね。
しつこさにはエネルギーが必要なので、そのエネルギーは
楽しくないと生まれないってことか、と納得しました。

最後に、
しつこい人が、しつこく思われないために、
伊庭氏は「自分軸で勢いよく話す前に、相手の話を聞くこと」
と言っています(笑)。
当たり前ですが、熱が高いと忘れがちなのかもしれませんね。

さあ、12月。今年も残り少ないです。
しつこさをうまくコントロールして行きましょう!



 

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