[2008.05.08]
聖★おにいさん
ゴールデンウィークは終わりましたが、今週はまだのどかな気分でもあるので、ブランディングとかマーケィングといった話から離れて、マンガ作品をリコメンドさせていただきます。ご紹介するのは、「モーニング増刊『モーニング・ツー』」に連載されていた「聖（セイント）★おにいさん」（著：中村光）。
目覚めた仏陀と神の子イエスの二人を主人公としたほのぼのコメディです。仏陀とイエスは東京でアパートをシェアして、バカンスを過ごしているという奇想天外な設定で、二人のキャラクターは、ちょっと人間味を交えながら、超人的な要素を散らばめつつ描かれています。企画者的目線で言わせてもらえば、ホント、着想がすばらしい。
このマンガ、決して仏陀やイエスを侮辱する内容だとは思いません。でも、もしかしたら敬虔な仏教徒やキリスト教徒のみなさんからご覧になると、咎めたくなる箇所があるかもしれません。とても人間味溢れるキャラクターとして描かれているので。
往々にしてこういった試みには批判がつきものです。映画でも、小説でも、イエスや仏陀が題材になると、必ず批判が生じる。
でもね…。
普段コミック作品には馴染みのないワタシですが、これはホントウにおもしろいです!
しかも、イエスと仏陀の二人を身近かに感じさせることに成功しています。イエスも仏陀も、私たち凡人とは違って、とてつもなく大きな人たちだったでしょうから、このくらいのことで怒りはしないと思います。
お時間があればぜひ！
