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青山ってナニなのさ?(事務所移転の話題)

こんにちは。オノです。

桜が咲き、新たな期が始まったと思ったのもつかのま、早くも1カ月が過ぎてもうGWまで終わってしまいました。時が経つのが早過ぎますね。

この2カ月の間は少々バタバタしていて、あまり記事をアップできませんでした。。。
さて、ここから先は少々言い訳。
実は、先月17日に事務所を移転しました。骨董通り沿い、旧事務所から徒歩数分のところに、新たな環境を見つけました。ニッカウヰスキーの隣の建物です(新住所はこちら)。家賃相場が全体的に高い青山も、最近の経済情勢を受けてか、相場が下がって来ているようです。高いところはまだまだ高いですが、月坪で1万円も安く借りられる物件が見つかったので、移転しました。前のビルの大家さんもとても良い方でしたが、今度の大家さんも面倒見の良さそうな信頼できるお人柄のようで安心しています。おもしろいことに、お二人は青山小学校の同級生なのだとか。こんな都心でもコミュニティがあるのだなと痛感します。

渋谷区笹塚での創業から今年で25年になりますが、この間、今回で7カ所目の事務所になります。具体的には…笹塚→南青山5丁目→南青山4丁目→南青山6丁目→南青山5丁目→南青山6丁目→南青山5丁目。

改めて、なぜずっと青山にいるのか、考えてしまいました。ワタシの中に変化を嫌う保守性があるのかとか、青山をブランドと捉えて実はワタシはブランドが好きなのか、とか。そんなふうに、ちょっと自分を揶揄して考えてみましたが、正直なところよくわかりませんでした。ただ、偶然にしろ、この辺りを長年ウロウロしていると、やがて、それがアイデンティティになっていくのでしょうね。仮に、笹塚→南青山→渋谷→神宮前→恵比寿→中目黒→千駄ヶ谷…。こんな感じであったなら、青山がアイデンティティ要素とはなっていなかったと思います。ところが、意図的ではなかったにしろ、今は、アイデンティティ要素に思えるのです。平たく言えば「故郷」ですね。

でも、さらに自分に対して意地悪い声が聞こえてきます。「これまでの歴史からアイデンティティとなったのはわかった。でも、なぜこれまでの3軒目、4軒目で青山以外を選ばなかったのか?」と。それで、もう一度振り返ってみると、やっぱり自由な空気を求めていたのかもしれません。会社でありつつ、なにかこう、会社的ではないものを標榜していたような気がします。かといって、「クールな青山の会社!」みたいなものとは違います。もう少し、のどかなイメージというのでしょうか。普通の会社より、もう少しあたたかく、もう少し家族的で、もう少し伸びやかでありたいというような理想があり、ワタシの中ではそれが青山的なものであったのだろうと思います。なにしろ、青山は商業地である以前に住宅地なのですから。

そんなわけで、これまであまり意識していませんでしたが、ワタシが青山を好きな理由は、恐らく会社という組織を家族的にとらえているからなのかもしれません(実際、よく家族的だと言われます)。だから、住宅地である青山に、知らず知らずにこだわって来たのではないか、と。つまり「オフィス=すみか」なのです。もちろんそれは、ダラダラと居たいという意味ではなくて、人間関係も含めて居心地の良い場所でありたい、という意味でです。25年の間にGRを通じて出会った大半の人たちとは、GRを卒業した今でもつき合っている場合が多いのですが、それも実はそんなことと関係があるのかもしれません。

移転と同時に、グラスルーツは自分たちのミッションの問い直しも含めて、いろいろな角度からサービスや事業を見直してバージョンアップを図る考えです。でも、どんな風に進化しようと、「家族的である」という特性は失いたくないと思います。

最後に、事務所のある10階の共有バルコニーが休憩所(喫煙所?)になっているのですが、とても眺めがよいです(写真)。気分転換を図るには最適で、椅子でも置きたいくらいです。
ではまた書きます。

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ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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