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社長の脳みそ整理mono-log モノログ

 こんにちは、小野です。今日は7月の最終日。今年もあと5カ月かと思うと、早すぎる…。クラクラ…。

 さて、昨日、某大手有名店から宅急便のセキュリティパッケージで書類が届きました。心当たりがなかったので、何かと思って開封してみたら、中から出て来たのは、その店舗で使える商品券。それで「あれか…」と思い出しました。今月買い物をした際に、抽選で何かが当たると言われて、住所と名前を書いたのです。
 あまり期待もせぬまま、店員の方の言われるのに従っただけなのに、急に「当選!」と商品券が届いて、正直、うれしくなりました。

 でも、そこから先、あれこれ想像を巡らして、少々複雑な気持ちになったのもまた事実。住所と名前を書いた紙には、顧客番号が書かれていたのを思い出したからです。

 さて、ここで質問。
 もし、あなたが店舗の販促担当者で、このような企画の責任者であったなら、公平に抽選し、送り先を決定しますか?
 それとも、顧客番号から購入履歴を参照し、また来店してくれそうな人や購入してくれそうな人を作為的に当選させますか?

 なぜ、ここでこのような質問をしているかというと、販促効果を重視した場合の判断と、企業イメージを重視した場合の判断とでは、答えが変わってくると思うからです。企業の販促活動は売れてなんぼ。そうである以上、後者で行く方が、成果が出る確率は高いはずです。しかし、販促効果が高いからといって、企業イメージも上がるとは限りません。

 私のように想像して(ほんと、これは想像にすぎませんよ)、「これって、もしかして作為的?」と思う顧客もいます。彼らは、当選したからうれしいという気持ちを抱く反面、「抽選というのはカモフラージュだったのかしら?」という疑問も抱く、平たく言えば気難しい客と言えるかもしれません。でも、そういったことに敏感な顧客は、近年増えているような気がします。

 私は、販促担当者が経費に対して最大限の効果を得るために、当選数の全部もしくは一部を作為的に選ぶことについて、一概に悪いと言いたいのではありません。
 プロモーションでは成果が上がっても、企業イメージは下がる可能性もあるというリスクについて承知しておかなければならないということを言いたいのです。
 と、言いつつ、敢て個人的意見を言えば、仮に全部を作為的に選ぶなら、抽選と謳うのは、いかがなものかと思います。内部倫理的に「ウソでもOK」と映るからです。

 気難しい時代になってきましたね。でも、その感覚を忘れちゃうのはコワいことですよね。皆さんはどう思いますか。
 

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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