矢沢永吉の素直さ
矢沢永吉が9月で60歳になるせいか、最近露出量が増えているような気がします。ミュージシャンとしての矢沢永吉との出会いは、資生堂のCMで使われた78年の「時間よ止まれ」が出発点で、キャロル時代の印象はあまりありません。
20代の頃、誰に借りたのか「成りあがり」という自伝的な本を読んだ記憶があります。読んでみて、この人は案外地に足がついた人、案外開けた人だと感じた記憶があります。
最近、ラジオに出演しているのを聴いて、同じような感想をまた持ちました。言葉の一つひとつはうる覚えなのですが、要約すると…。
「渋谷陽一に野外フェスへの出演を誘われて、最初、オレは自分のコンサートもやっているし、人と一緒のライブは俺の場所ではないと思ったが、『今の若い人はロックの王である矢沢永吉を知らないよ、わからせてやりたくないか?』と言われて、その気になった。そして、出てみたら、すごい反応で、自分もびっくりしたし、出てよかった。世界を自分で閉じていたオレは馬鹿だと思った」
こんな意味合いのことを語っていました。
素直ですよね?。60歳ですよ。プライドが先に立った人なら、こんなことは言いません。
年齢が上がれば上がるほど、人はプライドを身にまといがちですが、素直に生きている人には、何歳になっても成長できる強さがあります。
プライドと柔軟性の関係、どうすれば柔軟性が維持できるのか、心理学者や脳学者に聞いてみたいもの。ワタシも、矢沢永吉に習って、素直でありたいと思いました。 プライドより素直さを!