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クライアントの数VS質

 

 こんにちは。オノです。 
 今日はまだお盆で休まれている方も多いのではないでしょうか。ワタシの夏休みは、8月27日からです。
 
 さて、今日はクライアントの「数と質」について、考えたことを書きます。
 ときどき他社のサイトで、「年間◯◯社の実績!」「これまでの◯千社!の経験で…」ということを謳っているのを見かけます。その都度、すごいなぁーと思っていました。そして、すごいと思いながらも、正直なところ心のどこかで「?』な気持ちもありました。社員数の多い会社ならまだしもですが、人数が少ない場合はかなり要領よく対応しないと自ずとさばけなくなるはずだからです。
 
 それでも数というのは人を説得する力があります。何千社といわれると安心する人は多いのではないでしょうか。
 一方、たとえば当社のように規模が小さいと、どうカウントしようとも取引社数が何千社になることはありません。それだけに、数を謳っている他社に対して、うらやましいような気持ちと、「数とサービス品質が比例するとは限らない」と揶揄するような入り交じった心境で眺めながら今日に至っています。
 
 さて、出和樹さんという飲食業界で活躍するコンサルタントがいます。KHM(キッチンハイジーンマネジメンツ有限会社)という会社の代表取締役です。当社の社外取締役の滝田さんが来月、表参道にカフェを出すにあたって、アサヒビールさんのご縁で出会った方です。(もう少し言うと、グラスルーツ→アサヒビール様→柴田屋様→出様の流れです。アサヒビール西村さん、神崎さん、青野さん、いろいろありがとうございます!)
 その出さん、ワタシはお会いしたことはないのですが、あるサイトで出さんのこんなモットーを知りました。
 
 「HPは作らない」(広くクライアントを求めません。とことん関わる) 
 
 あまりの潔さに感服しました。数より質を求めていらっしゃるんですね。
 ワタシは、クライアントにとってHPは重要なツールだと思っているので、さすがにHPは必要ないとは思いませんが、この潔い考え方に対して、少なくても「年間◯◯社の実績!」「これまでの◯千社!の経験で…」というアプローチよりも共感するものがありました。
 ワタシも、数は少なくても本当に共感できる企業と仕事をしたいと思います。
 個人的つながりはありませんが、「面白法人カヤック」の柳澤さんも同じようなことを初期の頃、サイトで書いていたのを読んだ記憶があります。確かどんな仕事であるかよりも、誰と仕事をするかを大切にしている…と。
 
 その観点で、今、ワタシが一緒に仕事をしたいのは、「自分の会社をいい会社にしたいと思っている経営者」の方たちです。なぜ「経営者なのか」と言えば、ワタシは自分が苦労したことを他の経営者の方々にはなるべくスムーズにクリアしてほしいと思うからでしょうか。
 
 クライアントの数と質について、ちょっと考えた週末でした。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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