[2010.10.12]
自分を経営する...とは?
こんにちは。小野です。
「継続はチカラなり」という言葉がありますが、最近つくづくそう感じます。超多忙にもかかわらず毎週欠かさずブログを更新しているクライアントの社長、すでにTOEICで満点近い点数を取っているのに、ラジオ講座を聞いている友人。そういう積み重ねは、必ず差になってくるのでしょうね。
「継続はチカラなり」と同じような視点で、最近思うことがあります。結局、<b>企業力というのは、そこに所属する「個人」の「日常」のあり方の総和</b>だな、ということです。
当社では、ディレクターの人たちには、「自分を経営しよう」と言っています。いや、前から言っていたわけではないのですが、最近とみにそう思うので、そういう言葉を使っています。
世の中を見渡すと、いろいろな人がいます。人を敢てMECEで分類する、どうなるのでしょうか、ちょっと考えてみました。
縦軸:一見してムダなことはやらない人(省エネ系)。一見するとムダなようでも、やってみる人、その遊びを楽しむ人(道草系、省エネの対比で言えば蓄電系)。
横軸:やる上での言動が自分軸な人、他人軸な人。
誰でも、ムダなことはやりたくないのは当然ですが、ちょっとだけ遊びの余裕を持つことで、自分に貯金ができます。自信がなかったり、手堅く生活を送りたいという人は、自分の到達点をギリギリで描きがちですが、そうすると貯金はまったくできません。遊びを持たせて取り組んでこそ、貯金ができるのです。
そして、同じことをやるなら、私は自分軸でやりたい。もちろん、自分の評価を決めるのは自分ではありません。そういう謙虚さは必要ですが、自分の思いや価値観を源に、自分の行動を決める方が、私は幸せになれるのではないかと思います。
敢て私見を言うなら、このMECEでは、ちょっとしたムダを自分軸でやる人が伸びる、ということになります。
ところが、繰り返すようですが、世の中、いろいろな人がいます。このMECEで、自分がどこに属するのか、無自覚な人も少なくありません。そういう人のために、独断と偏見で簡単なチェックポイントを指南します。案外シンプルですね。
縦軸:省エネ系/蓄電系
1)その仕事を聞かされたとき、楽しい妄想をしたか。
2)やるべきことが発生した時点で、言われたことの1.5倍以上やりたいことがあったか。
3)上記に関するYesは、10件に1つではなく、10分の10近い確率であるか。
すべてイエスなら、多分「蓄電系」です。
横軸:自分軸系/他人軸系
1)その仕事の話をするときに、「自分はこうやりたい」「だから、あなたにはこうしてほしい」と自分主語で語れたか。(誰それはこう言っているとかという文脈で語ったり、「で?」と聞き返されたり、相手にとって何が言いたいかわからないということがなかったか。自信なさげな態度でなかったか)
2)やるはずだったことが、やれなくなったら、悔しいと思うか。(それとも、ホッとするか)
3)自信がないことでも、意見を言えているか(意見風を装っていないか)
すべてイエスなら、多分「自分軸系」です。
言うまでもなく、私が仕事をしたいのは、蓄電系×自分軸の人です。
さて、随分エラそうなことを書いてしまいました。でも、人は言うことで、言ったことに責任を持とうと思ったりするものです。その効用、我にもあれ!