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電子ブックに関するご相談・ご質問があれば、お気軽に!

 

 こんにちは。グラスルーツ小野です。
 
 先週金曜日は名古屋に出張し、当社の元スタッフで今は独立して「Whizzoプロダクション」を立ち上げている佐藤新一さん(通称ポトフさん)と新しい案件のヒアリングに行ってきました。それで、今日は、電子ブックについて書きます。(出張目的であったヒアリングは電子書籍とはまったく関係ありませんけど)。
 
 佐藤さんは,今、電子ブックのビジネスに力を入れていて、アプリを開発するという従来の方法ではないやり方、MTとiPadとiTunesを組み合わせながら、epub形式の書籍をPUSH型で配信していく。。。というようなことに取り組んでいます。
 彼の方法だと、はっきり言って、販売を考えないのであれば、アプリを開発するよりもはるかにローコストで電子ブックを発行できます。「カトキチ」ブランドで知られるテーブルマーク様BCN様などでも採用されています。
 
 ところで、皆さん,「電子書籍」と「書籍の電子化」の違いを説明できますか? ワタシも、最初はわかりませんでした。以下は、8月頃、佐藤さんとのメールのやり取り。発信主は佐藤さんです。
 
PDFでの電子書籍はぜんぜん電子書籍じゃないです。
あれは、書籍の電子化です。ぜんぜんダメです。容量も大きくなるし。
電子書籍のメリットは、文字の大きさやフォントをユーザー側で選べて、
検索機能、メモ、ブックマーク、地図やアドレス帳など、他のアプリとの
連携などが使えなければ電子書籍にする意味はありません。
 
 要するに機能が違うのだそうです。しくみや技術の話は、少々ややっこしいので、端折らせてください。でも、とにかく電子書籍が普及するまでにそんなに長い時間はかからない、この点を強調しておきたいと思います。そして、おそらく電子ブックのフォーマットであるepubは、音楽でいうところのMPEGと同じようなものになっていくと考えられます。
 
 コンテンツの販売という意味では、まだアップルでの書籍販売の目処は立っていないようですが、これも時間の問題。iTunesでの音楽ダウンロード販売の際は、日本はアメリカよりも2年遅れましたが、書籍ももしかしたら各種著作権調整に手間取って、そのくらい時間差が生じる可能性はあります。
 しかし、受け売りになりますが、iPadの販売台数は、Macの販売数を超えたのだとか。アマゾンやGoogleなどの動きも含めて、加速はいっきに進む可能性があり、最早準備を始めても早すぎることはないと感じます。3社の動向紹介本、ワタシは読んでいませんが、紹介しておきます。「アップル vs アマゾン vs グーグル ~電子書籍、そしてその「次」をめぐる戦い」(マイコミ新書)
 余談ですが、ワタシ自身、iPadを買いたい最大の理由は、本が読めるからです。3Gモデルをもし今ネットで買えるなら、多分もう買っているのですが、残念ながらソフトバンクショップに行かなくてはならず、時間がないのでまだ買っていません。
 
 企業の媒体の中で、一番最初に電子ブック化されそうな分野は、現在pdfで配信されている諸々のレポートやカタログ類でしょう。IRやCSRなどのレポートや製品カタログ類などです。
 もっといえば、Webサイトと電子ブックが併存して行く可能性さえ否定できません。スクロールから解放され、標準でしおりがついている電子ブックは、ある部分でWEBに勝るものがあります。
 Webもpdfもなくなることはないと思いますが、より多くの人に読んでもらいたいなら、読みやすいフォーマットを複数用意する方がいいに決まっています。
 一つの管理画面から入力されたデータが、2つのフォーマットで書き出される日も遠くはない気がします。
 
 当社と佐藤さんが立ち上げたWhizzoプロダクションとは、様々なコラボが可能ですが、電子ブックの分野でも今後合同でサービスを提供できたらと考えています。ネットの動向に詳しく、技術の組み合わせに関するアイデア豊富な佐藤さんと、コーポレートコミュニケーションの伝達表現に強い当社との力がクロスする分野で、ご相談やご質問がありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
 と、まあ、最後は営業になりました。しょうがないですよ、しゃちょーですからねー(笑)
 
 次回は、ご縁があって本をお送りくださった甲斐荘正晃さんの著書「女子高生ちえのMBA日記」を紹介します。ダイヤモンドから出版されている「女子高生ちえ」シリーズはもしドラの先駆けです。どうぞお楽しみに!
 
 あ、そうそう、セミナーのお申し込みも10月27日分を除いて、まだ継続しています。いずれの回も、ご検討いただけている場合は、お早めにお申し込みください。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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