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おかげさまで11月29日に満26周年を迎えました

 

こんにちは。小野です。
 
遅ればせながらご報告ですが、先週11月29日にグラスルーツは満26周年を迎えました。俗に20年続く企業は1000社に3社、30年続く企業は1万社に3社と言いますから、今日まで存続できたことは素直にうれしいです。
 
俗にと書きましたが、本当のところはどうなのだろうと思い、この機会に調べてみました。9月のソフトバンクの30年ビジョンの発表映像でも、孫さんが「調べたところ30年存続する率は0.02%」と語っていた記憶があったので、まんざらウソではないだろうとは思っていたのですが、鵜呑みにするのも良くないと思い、ネットで検索してみました。
 
結論からいうと、残念ながら発表元のオリジナルのデータには辿り着けませんでしたが、多くの人が2005年の国税庁が発表した統計をベースに語っていることがわかりました。 私もときどきやってしまうのですが、ネットの記事(ブログ等)の安易な点は、ニュース記事にリンクを貼るのですよね。そうするとニュースサイトの記事は時間が経つと消えてしまうので手がかりを見失いがちです。そして、発表元が「国税庁」とまでわかっても、国税庁サイトの検索機能がイマイチなうえに、あるいは国税庁の発表データを元にさらに誰かが計算して出したためなのか、求めるデータはまったくヒットしないということになります。ま、そんな文句は言っても仕方ありません。概要を網羅していたブログ記事を引用します。
 
国税庁(2005年)によれば、日本の株式会社・有限会社を合わせた全法人数は約255万社。その内、大企業も含めて、黒字企業は3割、7割は赤字だ。設立3年で企業の35%が倒産または解散などで消える。5年たつと、なんと85%が消えてしまう。10年以上存続できる会社は、たったの6.3%にすぎない。20年続く会社は、0.3%。千三つという通り、1000社に3社である。30年続く会社は、0.025%。1万社に 2.5社しか残らない。生き残るのは至難の業、まさにサバイバルレースである。
 
 
グラスルーツは20年以上30年未満なので、勝手な想像でいえば、今現在は4000社に1社ぐらいの生存率というところにいるのでしょうか。そう考えると神妙な気持ちになります。
 
グラスルーツが、今日までなぜ存続できたか。それは神のみぞ知る。
少なくても自意識的に言えば、「自分たちが生き残るためにどうすればいいか」とか「どうやって他社とのサバイバルレースに打ち勝とうか」ということはありませんでした。ハイ、良くも悪くもです。
その自意識を端的に言えば、「クライアントであるお客様にとって『本当に重要なこと』は何か」を最初に考える、同時に「正論ではなく状況的に達成可能なことを考える」。多分、この2点です。
 
「本当に重要なことを考える」というのは、本当に重要であると考えたら、たとえそれがお客様にとって耳が痛いことであっても伝える姿勢を持つ、ということを意味します。と同時に、「状況的に達成可能なことを考える」というのは正論だけでは解決できないことがあるという現実に対してクライアントサイドに立って一緒に向かうことを意味します。我田引水かもしれませんが、「本当に重要なことを考える」は稀なポリシーだと思っています。なぜかといえば、それを伝えたからといって、当社にとって直接的なトクはないからです。それでも、良心に則って行動する、そんなことを大切にしてきました。
 
この機会に改めて振り返ってみると、グラスルーツは、26年間、そんな価値観を重視してきたのですね。
これまで存続してきたのは、果たしてそれが支持されたからかどうかはわかりません。でも、もしもそれを嫌う企業が多かったなら存続できなかったような気もします。
 
これまで、ありがとうございました。
そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
 
以上、26周年の節目に際しての私からのご挨拶になります。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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