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誰かと話すべき大切なこと - 状況の下僕にならないために

 

 こんにちは。小野です。
 
 先週のブログで、日常生活において、重要なことと緊急なことがあった場合、往々にして緊急なことが優先され、その結果、重要なことになかなか手が回らないということについて触れました。ワタシは最近、この切り口で自分の人生、自分の時間をいかにコントロールするかについて、よく考えます。なぜなら、緊急のことというのは「受動」であり「対処」であって、「能動」でも「創造」でもないからです。1%でも2%でも創造的な時間を増やすにはどうしたらいいか、そんなことを考えています。
 
 自分の時間については、自分ひとりの問題ですが、誰かと共有して事を進めるとなると、さらに複雑になります。これは、仕事だけでなく、プライベートも同じです。
 
 どちらか片方が重要だと思うことがあるときに、もう片方が忙しそうで、今やるべきことが山積みな状況のときには、いくら重要とわかっていても、その話はしにくいものです。週末や夏休みをどう過ごすかというような話もそうでしょうし、上司と部下の間での、新たなプログラムや新規の計画を実行しようというような話も同様だと思います。話がしにくくなる理由は、「今じゃないとダメなのか?」と相手が思うことが明々白々だからでしょう。
 
 そして、落ち着いたら話そうと言っているうちに、今度は忙しさが逆転したりして、また先延ばしになる。業務の効率化や時短を進めるための相談の時間が作れないというような話はシャレになりません。
 また、片方にゆとりがなく、重要なことが重要だと思えない状況なのに、もう片方が無理矢理話をして、理解しあえないまま終わるケースや、両方ともが重要なことより緊急なことに振り回されて、マイナスのスパイラルに入っていくケースなどは別の意味で悪い例で、こうしたことも起きがちです。
 
 つまり、何が重要なのかを共有し、それができるとハッピーであること、反対に目先の事柄にとらわれてばかりいて、重要な事柄を先延ばしにすると必ずツケが回って来るということを共通認識として持ててはじめて、会話自体が成立することになります。中高年離婚などは、その共有ができないまま放置したために起きるような気がします。
 
 もちろん、重要事項の共有ができたからと言って即座に何かが解決できるわけではなありませんが、それがあれば「どうやってそれに取り組もうか」と一緒に考えることから始めることができます。
 
 
 15分というのは、1日の中の約1%。1パーセントのやりくりを上手にすれば、大切なことについて話をする時間を週1回1時間つくることは、そう難しくないはずです。ワタシ自身そうですが、重要でも緊急でもないことに案外時間を使っています。それをどうにかすれば時間はつくれるのではないかと思うのですが。。。楽観的すぎるでしょうか?
 エラそうに書きましたが、ワタシも決してやりくり上手ではありません。自分の脳みそ整理のために書きました。
 

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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