良いものは良いものとして日の目が当たるように
こんにちは。
週末、友人の誕生日パーティに参加しました。
事前に、本人から、その人個人のブランド戦略についてのプレゼンを頼まれていたので、プロジェクターを作って発表したのですが、依頼された意図は、おそらく余興的な意味合いだったのかもしれません。けれど、ご両親や学生時代の友だちを前に、「本気」のプレゼンをしてきました(笑)
題して「○○のブランド戦略と年収3000万円の道」。「年収3000万円の道」は頼まれてもいないのに、ワタシが勝手に付け加えたものです。とてもタレント性のある人なので、セミナーや講演会のエンターテイメント化という新しいジャンルでそのパイオニアになるというのが発表の主なテーマだったのですが、ワタシはその人にはそんな才能があると本当に思ったから、単なる「よいしょプレゼン」ではなく、本気で(ただし、ほろ酔いで)プレゼンをしました。
本人が、まともに受け止めたかどうかはともかく、この経験を通じて、改めて実感したことがあります。それは、ワタシは人の才能やすぐれた点に着目し、それが開花できるように背中を押すのが好きなのだということ。誰しも、いろいろな能力があるけれど、多くの場合、他人から「ここがスゴイね」と言われて、初めて自分の良い点に気づくのではないでしょうか。あまりお世辞は言わないワタシが「スゴイね」と言っているときは、本当に思っているときなのです。そんなワタシが本心から言ったからこそ、自分のこの点はスゴイのかもと本気で受け止めてくれて、その人がその力を生かそうと思うきっかけにしてくれたなら、こんなにうれしいことはありません。
実は、ワタシのこういった傾向は仕事にも通じているのだと思います。光ったものを持っているのに表現下手な企業や、自社の良い点に気づかず、発揮しきれていなかったり、自信をなくしている企業に出会うと、何とか本来の良さを光らせるために後押ししたいという気持ちになります。来月から始まるある外食企業に対するコンサルの仕事についても、源にはそんな心情があります。
今回のパーティはドレスコードが「下町」や「下町の粋」だったので、何十年かぶりに着物を着ました。おばあちゃんの形見の着物です。一度着てみたかっただけにいい思い出になりました。そして、二度とないでしょうね、着物でのプレゼン!