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「おめでた力」バンザ〜イ!

 普段の私は、遅くまで仕事をするとしても、滅多にコンビのお弁当を食べないのですが、先週はめちゃくちゃ忙しくて、どうにもならず高い確率でコンビニのお世話になっていました。時刻にかかわらず、コンビニなら夕飯を調達できるというのは、保険としては大変ありがたいことです。でも、残念ながらコンビニご飯だと「自分の気持ちが上がらない」のです。「あぁ〜、またコンビにか…」というような気持ちになります。そんな矢先、MUJI Cafeでテイクアウトもやっており、野菜も取りやすいと聞いて早速行ってみました。そうしたら、結構気持ちが上がったのです。

 夜遅くまで仕事をしなければならない、その状況は変わらなかったとしても、ちょっとした「ご飯の選択」で、こうも気持ちが変わるものなのだな〜と痛感しました。

 『自分の気持ちを「上げる」コツ』というものに対して、ワタシは普通の人よりもかなり敏感で、関心を払ってきたような気がします。関心を通り越して、達人の領域にあるかもしれません(笑) それを知っている社員は、ワタシのそれを「おめでた力」と呼んでいます。

「おめでた力」が発揮される例は多々あります。具体的にどのようなことかといえば…。

プレゼンの直前に、まだ1行も企画書を書いていないときに、「大丈夫、ワタシは天才! 今までにできなかったことは1度もない」と思うとか、これはホントに苦手と思っても、自分がダメだと思う気持を脇に置いておいて、「ダメな自分はかわいいな」と思うとか、なにもかもがうまく行かず、最低の状況にあっても、「きっと神様は見ていて、そのうちご褒美をくれる」と思う、というようなことですね。基本的に自己肯定しています。半分は自己暗示なのですが、もう半分は本気で思っているから、まさにおめでたいのです。

どうやって、そういう「おめでたさ」を身につけたのかはわかりません。でも、多分、自己否定しても良いことがないとどこかで悟ったのだと思います。もっといえば、どうせ大変なことに向かっていくなら、自分を上げた方が自分がラクになるのです。コンビニ弁当では自分の気持ちが上がらず、MUJI Cafeにすれば上がるなら、ワタシはそちらを選びます。

以前、ファンドを経営する友人がこんなことを話してくれました。
その会社に投資するかどうかの最終判断で一番重視するのが何かといえば、経営者がどんな状況でも悲観的にならないかどうかだ、と。この意味をワタシなりに意訳すると、「おめでた力」は「サバイバル力」でもあるということなのです。

ところで、自己否定をすることと、反省をすることは別のことです。自己否定をしたところで、何かが生まれるでしょうか? 自分の人生が良くなるでしょうか? 自己否定をしないというのは、現在の自分や自分を取り囲む状況を受け入れて、直視するということですが、だからといって反省は反省でしています。むしろ自分を直視するというのは、自分に言い訳をしないということなので、反省はかなり素直にします。反省することを忘れてしまうと、人は成長できなくなりますからね。それこそ一番恐ろしいことではないでしょうか。

「『おめでた力』養成講座」
そんなセミナーをやりたくなりました。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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