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社内広報の「問題解決力」にこだわる

こんにちは。
まるで冬が戻ったかのように、寒い週末でしたね。

あまりの寒さに、ワタシは結局出かけようかという気持ちがひるみ、日曜日は家で過ごしました。それで、家でたまたま観た映画が「ビッグボーイズ」。アメリカのバードウォッチングコンテストで1位を目指す男たちの物語です。

映画を観ながら、なぜ人は1位を目指すのだろうと考えました。
バードウォッチングに限りません。一般に、スポーツでも、企業活動でも1位を目指すのは、当然のことと考えられています。

でも、正直なところ、ワタシ自身は長い間、誰かと競争している状況に身を置くのはとても苦手で、1番になろうという気持ちはなく、Going my wayでずっとやってきました。その原点は子どものときにさかのぼります。ワタシ程度の人間が何かで一番になるなんて…と、なぜか子どもながらに思っていたのです。かといって、勉強ができないわけでもなく、中学校2年ぐらいまでは、常にクラスの中では2番か3番。そんなワタシが、ある時、奮起したら、突然1番になりました。もちろん、それは小さな成功体験で、がんばれば成果を生むんだな〜という、一種の感慨はあったのですが、だからといって人と競って1番であり続けたいという気持ちにはその後もなりませんでした。

その根底にどんな気持ちがあったのでしょう? それは、多分、誰かを打ち負かして、世間が重んじる価値基準の中で1番になりたいというよりも、自分の描いた理想との比較で自分を観る、そのような気持ちだったの思います。相対評価ではなく、自分の理想との比較、つまり絶対評価を重んじてきたと言えます。

しかし、現実的にいえば、世の中では相対的に評価されることが多いですよね。A社に頼むか、B社に頼むかと常に比較されます。そのときに記憶されているかどうか、知名度があるかどうかは、とても大きい。山の世界で、世界最高峰は「エベレスト」だと覚えられても、2番目3番目を言える人は多くありません。2番目に高い山は「K2」、3番目は「カンチェンジュンガ 」だそうです。ワタシ自身「K2」は知っていましたが、「カンチェンジュンガ 」の名前は、調べて初めて知りました。そのくらい1番であることには意味がある。それを、ワタシも大人になってからわかるようになりました。

そんなこんなで、長い年月を経て、ワタシも自分の理想とする世界での1番を目指そうと思うようになりました。「エベレスト」でなく、「谷川岳」を目指そう、というような気持ちです。では、何における1番なのか。 実際、それが一番難しいのですよね〜

ワタシ自身の今の心持ち的にいえば、「社内広報参謀業界(?)でナンバーワン」になりたいと思っています。社内広報の根幹が見えなくなったお客様に対して、問題を整理して、『解決』に向かって一緒に考える会社ということです。こうして書いてみて、わかりやすいかといえば、わかりにくいですね〜 何しろ、それを測る基準がない。でも、「社内報を作れる」企業は多いのに、問題の切り分けをし、解決を目指すというポジションの企業が少ないことだけは確かです。1番と言えても、言えなくても、グラスルーツは「解決力」というものにこだわって、仕事をする会社でありたいと思います。
 

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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