宣伝会議セミナーの「メイキング」
こんにちは、オノです。
明日は、いよいよ宣伝会議さん主催の「インナー広報セミナー」に登壇させていただきます。
http://www.sendenkaigi.com/class/detail/inner_communication.php
今日は、その「メイキング」について(といえば聞こえがいいですが)、舞台裏のこんな話、あんな話を少しだけご披露させていただきます!
ワタシの他に登壇するのは、サイボウズ様や「ZOZOTOWN」の株式会社スタートトゥデイ様など、主に企業サイドの事例紹介を行う方たちで、ワタシが受け持つパートは、社内広報の「いろは」的なこと、全体で6時間半の中の4時間を受け持つのですが、改めてこういう時間配分なのかと思うと、責任の重さをより一層ひしひしと感じますね。
セミナー内容の細かいことは、ある意味お任せなのですが、「いろは」っていったいなんだよ?と、神経質に考えれば自問してしまう、そんなお役目。でも、とにかく普段から大切にしたいと思っていること、共感してくれる人を増やしたいと思っていることを話すことにしました。
それは、「組織は感情で動く」ということ。あ、これがセミナーの総タイトルです。サブタイトルは「社内広報の問題解決力は感情分析で決まる!」。
メイキング的な意味で披露したいことが、1点。通常、セミナーコンテンツをつくるのに、模擬までは行わない場合が多いと思うのですが、当社ではそれを行っています。ワークショップも含めて模擬を行ってみて、ダメ出しを受けて、改善する。そんなことを行っています。社長のワタシが、社員からダメ出しされるって、どう思います? いや、正確にいえば、これはネガティブフィードバックであって、ダメ出しではないんですね。どんな声に耳を傾けるかは、ワタシ次第です。必要だから行っているにもかかわらず、でも…。これ、正直案外キツイ。
なぜかといえば、たまたま今回は模擬を行ったのが1週間前でした。そこで、いろんな意見が出るわ出るわ。。。大手術は必要ないという意見もありましたが、もっともな意見もたくさんあって、結局全体の半分近くを見直すことにしました。
で、ここで自問してみました。「大手術は必要なかったかもしれないのに、こんなギリギリになって、なぜあえて大手術を行ったのか」と。
ワタシは実は完璧主義者なのでしょうか? あまりピンときませんが、理想主義者ではあるのかもしれません。
で、いろいろ考えてみた結果…。参加者の表情が「花開く」かのように見える瞬間があって、多分それを求めているんだろうと思います。逆にいえば、その反対の状況がもし起こったとしたら、相当苦痛なのです。反対の状況とは、目がどんよりしていたり、額にクエスチョンマークが見えたり、です。
「花開く」瞬間を求めて、あるいはその反対がイヤで、ギリギリまで粘ろうと思ってしまうんですね。これはもう、サガかな。
さて、リアルセミナーの難しさはコンテンツそれ自体もありますが、ワタシが一番難儀に思うのは、「時間」です。余ってしまってもいけないし、足りなくなってもいけない。で、一方的なレクチャーなら時間もコントロールしやすいのですが、今回のセミナーは、長いうえに、ワークショップがあります。不確定要素、予測不能要素が大きい分、スピーカーとしては緊張感が高いセミナーなのですね。
それでも、こういうセミナーを今後も引き受けたい理由は、あの「花開いた表情」を見たいからなんです。これも、サガですね〜
とにかく…。直前に大手術を行いました。それは、ワタシが理想とするセミナー像があるからです。結果、吉と出るか、凶とでるかはわかりません。もはやそれは神のみぞ知る。ワタシはベストを尽くしたし、今夜はすやすや寝るだけです。