ビジネスも婚活も「マッチング」
2013年もあとわずかになってきましたね。
当社の2013年を振り返ってみると、キーワードは「マッチング」だったような気がします。元々「マッチング」が重要という価値観はあったので、これは何も2013年に限ったことではありませんが、特に今年は私たちはどんな企業のどんなご担当者と出会いたいのか、それを徹底的に考えてきた1年だったと思います。
なぜ、それほどまでにマッチングにこだわるのでしょうか? それは、マッチングしていないとお互いがハッピーでないからです。たとえば、当社の場合、「何でもいいから早くやってほしい」「何でもいいから安くやってほしい」という価値観のお客様とは相性が良くありません。もし、そういう仕事を受注してしまうと、私たちは「何でもいいと言われても、何を解決したいのかがわからないと、できないのに…」と思い、相手は「細かいことを言っていないで、早くやってよ…」と思います。当然、相手の満足度は下がり、私たちもストレスが高まります。双方にとって、いいことナシです。
婚活も、職業選択も、会社選択も同じです。
リクルート「ゼクシィ」から生まれた価値観マッチングサービス「ツィンキュ」によれば、価値観が一致している夫婦ほど、幸せな暮らしを送っているそうです。
http://twincue.com/service/
確かに「旅行に行く時は細かな計画を立てる人」と「事前に細かな計画を立てず、現地の様子を見てから行動を決めたい人」とがパートナーになると、旅行のたびにストレスになりそうです。そして、この「計画を立てる」というのは旅行に限らず、さまざまな事柄に影響することなので、そこが違っていれば軋轢が生まれるのは必然です。
職業選択も同様。マッチングしていない仕事をすると、行き着く先は「ふつう」と、私の営業の師匠である渡瀬謙さんが、メルマガで書いていました。人は生かされてなんぼ。同感です。引用して紹介します。
欠点を無くすことに時間を使うべきかどうか?
私の考えは「NO」だ。
欠点というのは他人と比べて劣っている(と思っている)部分である。
それが消えるとどうなるか?
他人と同じになるだけである。
つまり「ふつう」だ。
補足すると、渡瀬さんの趣旨は、苦手なことをやるべきではないということではありません。苦手な方法に真っ正面から取り組むよりも、自分の特質を生かした方法を選ぼうということだと思います。自分の特質が生きないような方法でがんばるな!と。私はそれに加えて、自分が生きないフィールドを選ぶな、ということを追加します。人に命が与えられたのには、きっとワケがあるのです。「生きて、これをやれ!」という宇宙から与えられたミッションのようなものが。だから、そのミッションをつかまないといけない。
会社選びも同様ですね。有名で成長している企業に入社しても、個人プレーが嫌いな人が個人プレーが基本の会社に入社してしまうと幸せではないし、体育会系文化が嫌いな人が体育会系文化の会社に入社してしまうと、これまた居心地が悪くて当然です。
マッチングの精度を上げるには、自社や自分の価値観を知ることが大切です。ですから、私たちがこの1年間マッチングについて考えてきた、どんな企業のどんなご担当者と出会いたいのかを考えてきたというのは、自分たちの特性がわかっているからできたことでもあります。マッチングは理屈ではなく、心に無理があるかどうかという極めてシンプルなこと。当社では、そのマッチング精度をさらに上げるために、サイトリニューアルに向けて動いています。年内公開が目標でしたが、さすがに難しくなってきました。でも、出会いたい人と出会うために、自分たちのことをしっかり発信していきたいと考えています。
年内は残すところあと2週間。今週も良い1週間でありますように!