夢ってなんだろう?
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
みなさん、お正月はのんびり過ごすことができましたか?
ワタシは、正月3日目辺りから、夢や目標について考え始めました。
実はワタシ、長い間「夢」とか「目標」という言葉が嫌いでした。
経営者なのに…です。
まず、「夢」。20代の頃は「夢子さん」と言われていました。でも、いつの頃からか、何だか足下も固まっていないのに、夢のようなことばかり考えたって所詮「夢」で終わっちゃうな…というような気分になって、「夢」という言葉を自分から遠ざけてきたような気がします。ドリーマーのイメージというのが、「こんなふうになれたらいいな〜」というような、言ってみれば幸運が向こうからやってくるのを待っているような神頼み的なものに見えてしまって、あるいは実はスキだらけなのに「こうすれば、こうなるはず」と思い込んでいるような人が多いと感じてしまって、そんなドリーマーにはなりたくないと反発を感じたというのもあったかもしれません。
あなたにとっては、夢って何ですか?
そして、「目標」。それを定めた時点で、自分で決めた目標だったとしても、何だかやらされているような気持ちになる、と感じていたのです。ワクワクする気持ちが失せてしまう。もちろん会社なので年次の目標は立ててきましたが、目標というのはワタシにとってワクワクしないものでした。多分、子どもの頃にそういう刷り込みがあったのでしょうね。「目標」に代わる言葉として好きだったのは、「設計図」です。未来の設計図。それは、とてもしっくりきて、ワクワクする言葉でした。
あなたにとっては、目標って何ですか?
そんなワタシも、今はこのように思えるようになりました。「夢」とは「志」。社会をより良くしたいという思いではないか、と。そして、「目標」とは「志を実現させるための時間軸を持った意志」。いつまでに何を成し遂げるかという意志です。皆さんにとっては、何を今更ですよね〜 でも、ワタシ、この境地にたどり着くのに30年かかりました。
そんなワタシの「夢」や「目標」については、ここでは書きませんが、この正月にワタシが願う社会のイメージ、その実現に関わりたいと思う社会のイメージについて考えてみました。2点書かせていただきます。
「チームプレーヤー(組織人)」がチームプレーヤーであることに誇りを持て、幸せを感じ、そこでヒーローになれる社会
というのは、労働人口6500万人のうち85%は組織に属するチームプレーヤーです。でも、若い人を中心に「やりたいこと探し」(独立願望)で道に迷う人が多いと感じます。チームだからこそできることがたくさんあるのですから、プレーヤーが活躍し幸せを感じられるチームが増えるといいなと思います。
みんなが 対等に 同じ目的に向かって、筋みち立てたオープンな議論ができる社会
良い議論ができることは、良いアウトプットを増やし、優しさと厳しさを併せ持つ良い社会を生み出すとワタシは思います。良い議論の前提条件は、「対等(フェア)」であること、同じ目標を共有しており自己中心にならないこと、「すじみち」がしっかりしていること…の3点です。そんな企業やチームが増えると、世の中は変わると思います。
こんな社会の実現に関われたらいいなと思うのは、ある意味でワタシの「夢」と言うことができるかもしれませんが、これではあまりにも抽象的です。
でも、ワタシの具体的な夢は、まず社員に話したいと思います。
どんな反応かしら?と思いますが、ブレずに行きます。
みなさん、どうぞ良い1年をお過ごしください!