シンプルさと記憶
自分を戒める意味で、今日はこの記事を書いています。
今年は、ゴジラが60周年ということもあって、テレビやネットでそれらに関する情報を目にします。「ゴジラ」のテーマ音楽を作曲した故・伊福部昭も今年生誕100年だそうです。ゴジラのテーマ曲といえば、例のアレです。
♪タタタン タタタン タタタタタタタン …
文字ではわかりにくいので、YouTubeで聴いてみてください。
この曲は、YAHOO!知恵袋によると、5音で作られていて、ミとファは出て来ないのだそうです。こんな感じです。
ドシラ_ドシラ_ドシラソラシドシラ_ドシラ_ドシラ_ドシラ_ドシラソラシドシラ_レドシ_レドシ_レドシラシドレドシ_レドシ_レドシ_レドシラシドレドシレレドドシシラドシラ_ドシラ_ドシラソラシドシラ…………
とてもシンプルなのに、半端ではない緊迫感や恐怖感の強さを感じます。いや、一度聴いたら忘れられない印象の強さは、むしろ5音という限られた音でシンプルに作られているからこそなのかもしれません。
ちなみに、緊急地震速報の音を作った方は、伊福部氏の甥に当たる方だそうで、伊福部昭の交響曲「シンフォニア・タプカーラ」第3楽章「Vivace」の和音の部分がアレンジされているのだそうです。あのチャイムの音も一度聴いたら耳に残る音ですよね。
さて、週末にDVDレコーダーの整理をしていたら、アップルのスティーブ・ジョブズが亡くなった時の報道番組が出てきて、思わずまた観てしまいました。アップルも今年は「Mac」が30周年です。常にシンプルさを追求しているアップルも、人の記憶に残す術を知っているオーソリティ的な存在。
Mac30周年、ゴジラ60周年、伊福部昭100周年。神様がワタシに何らかのサインを送っているような気がしました。記憶に残る伝え方をしたければ、あまり、こねくりまわすな、と。シンプル・イズ・ベストだと。戒めなくては。。。