[2014.08.18]
台北のマッサージ師が本気を出したわけ
先週は休暇をいただき、台湾に行ってきました。
台湾と言えば、食や観光の楽しみもありますが、今回の旅行では、癒しやリラックスがちょっとしたテーマで、スパやエステ、マッサージを楽しんで来ました。
本題の前に、ひとつリコメンドさせていただくと、、、、
本題の前に、ひとつリコメンドさせていただくと、、、、
最初に宿泊したウーライ(烏来)にあるホテル「Volando Urai Spring SPA Resort」(写真)は、安らぐにはもってこいのリゾートホテルで、これから台湾に行かれる方には、ぜひオススメしたいです! 目の前には川が流れてお り、温泉もあるのに、台北の中心部から約1時間の好立地。東京で言えば、箱根のような場所でしょうか。ゆったりとしたスペース、天蓋のあるベッド、美味し い食事(朝夕2食)が提供されて、1人1泊2万円少々です。箱根では、こうはいきませんよね。そして、念願のSPAは...? うーん、素晴らしい! まさに 至福の歓びとはこのことです。都内のエステよりもリーズナブルな値段で、10倍ぐらい贅沢な気持ちが味わえました。
台北の中心部にもたくさんのマッサージ店があります。大抵の店は、店頭に料金表を掲げており、明朗な印象です。
その晩、夕食を済ませてから、ホテル近くのマッサージ店に入りました。フェイシャル90分で1000元(約3600円)というのが通常料金なのですが、肩 /背中のマッサージ30分をオマケしてくれるというお得な内容でした。ワタシが女性マッサージ師からフェイシャルの施術を受けている間に、その傍らで一緒 に行った友達が男性マッサージ師からオマケのマッサージを受けているといった具合で、二人並んでサービスを受けていました。施術をしてくれるマッサージ師 のお二人は、夫婦なのかもしれません。
で、いざマッサージが始まってみると、、、、友達が受けているオマケのはずのマッサージが、結構長いのです。時折「イタタタ...」という声がしてきますが、 全体として満足げな気配。後で聞くと、具合が悪かったところが、随分楽になったそうです。当初2時間の約束だったサービスなのに、終わってみると、約2時 間半が経過していました。もちろん、料金はそのままです。
なぜ、彼はオマケのサービスだったのに、そこまで真剣に施術してくれたのでしょうか。店内が空いていたからでしょうか。翌日、全身マッサージに来てほしいと期待したからでしょうか。でも、そこまで過剰サービスをする必要はありません。
ここからは、あくまでワタシの想像です。彼は、お客さんのカラダに悪いところを見つけたら直したくなってしまう、言い換えれば、彼にとって、ソリューショ ンを提供せずお客さんを帰すことはありえないのだと思います。そして、それは、プロマッサージ師としての彼の「サガ(気質)」や「信念」によるものだと思 うのです。計算してそうしているのではなく、当然のこととして身に付いているのだ、と。だから、彼は迷わずにそうした。それをしない理由があるとすれば、 店内が混雑している時だけです。
もちろん、これはワタシが勝手に創り出した物語にすぎないのかもしれません。でも、それが思い込みだったにせよ、誰かが損得勘定で動いているのではなく、使命感で人のために動いているように見える時、人は感動するものなのだと思います。
さて、このような対応をされ、感動すると、サービスを受けた側はどんな心理になるのでしょうか。ワタシが思うに、「何かお返しをしたくなる」。相手の純粋 な気持ちを感じ取り、それに感動し、何かしらの返礼をしたい気持ちになるのですね。ここで紹介したエピソードはワタシの体験ではありませんが、ワタシ自身 もとても満足したので、何か返したい気持ちを抱いているのだと思います。このブログで紹介することは、ワタシにとって返礼の形だとも言えます。
経済的には30分のコスト高。でも、それが、結果的に信頼の獲得や、ひいてはお客様の獲得につながっているように見えました。それも、無意識に。いや〜、学ぶものが多いな。ちなみに、このマッサージ店の名前は「家楽養生館」。長安東路二段にあるエヴァー航空(長栄航空)の並び、左隣2軒目です。台北に行かれる機会のある方は一度訪れてみてください。
で、いざマッサージが始まってみると、、、、友達が受けているオマケのはずのマッサージが、結構長いのです。時折「イタタタ...」という声がしてきますが、 全体として満足げな気配。後で聞くと、具合が悪かったところが、随分楽になったそうです。当初2時間の約束だったサービスなのに、終わってみると、約2時 間半が経過していました。もちろん、料金はそのままです。
なぜ、彼はオマケのサービスだったのに、そこまで真剣に施術してくれたのでしょうか。店内が空いていたからでしょうか。翌日、全身マッサージに来てほしいと期待したからでしょうか。でも、そこまで過剰サービスをする必要はありません。
ここからは、あくまでワタシの想像です。彼は、お客さんのカラダに悪いところを見つけたら直したくなってしまう、言い換えれば、彼にとって、ソリューショ ンを提供せずお客さんを帰すことはありえないのだと思います。そして、それは、プロマッサージ師としての彼の「サガ(気質)」や「信念」によるものだと思 うのです。計算してそうしているのではなく、当然のこととして身に付いているのだ、と。だから、彼は迷わずにそうした。それをしない理由があるとすれば、 店内が混雑している時だけです。
もちろん、これはワタシが勝手に創り出した物語にすぎないのかもしれません。でも、それが思い込みだったにせよ、誰かが損得勘定で動いているのではなく、使命感で人のために動いているように見える時、人は感動するものなのだと思います。
さて、このような対応をされ、感動すると、サービスを受けた側はどんな心理になるのでしょうか。ワタシが思うに、「何かお返しをしたくなる」。相手の純粋 な気持ちを感じ取り、それに感動し、何かしらの返礼をしたい気持ちになるのですね。ここで紹介したエピソードはワタシの体験ではありませんが、ワタシ自身 もとても満足したので、何か返したい気持ちを抱いているのだと思います。このブログで紹介することは、ワタシにとって返礼の形だとも言えます。
経済的には30分のコスト高。でも、それが、結果的に信頼の獲得や、ひいてはお客様の獲得につながっているように見えました。それも、無意識に。いや〜、学ぶものが多いな。ちなみに、このマッサージ店の名前は「家楽養生館」。長安東路二段にあるエヴァー航空(長栄航空)の並び、左隣2軒目です。台北に行かれる機会のある方は一度訪れてみてください。