年賀状はDMか? 御中は有効か?
そろそろ年賀状を書く時期になってきました。
当社も年賀状プロジェクトのメンバーが、最終準備に入っています。
一口に年賀状と言っても、いろいろなタイプのものがあります。
私たちがいただく年賀状を分類すると、
挨拶状的な性格のもの、DM的な性格のもの、
それがミックスしたタイプのものがあるようです。
当社が出す年賀状は、挨拶状でありながら、
自社の特徴が出るようなものを心がけていますが、
それほど厳密にコントロールしているわけではないので、
年ごとに若干ニュアンスが異なっているかもしれません。
そんな折、今年の年賀状プロジェクト担当者から、
年賀状は挨拶状なのだから、きちんと年始の挨拶をすべきで、
それがおざなりな印象を与えるのは良くない、
と、そんな意見が出されました。
この意見は、年賀状はDMではない、ということを語っています。
私も、それに同感ですが、
これには正解があるわけではなく、
営業施策の一環として送る年賀状もあっていいと思います。
DMのように映る年賀状と、挨拶状のように映る年賀状、
その分かれ道はどこにあるのでしょうか。
私は、次のような場合に、DM的な印象になるのだと思います。
1.年始の挨拶文面としての印象が薄い
2.個別に書かれた手書きメッセージがない
3.宛名が「〜御中」で届く
ところで、3番の、宛名が「〜御中」で届く年賀状、
あなたの会社ではどのように取り扱っているでしょうか。
「〜部 御中」の意味は、「その中のどなたか」ということですが、
それで送った場合、いったいどこに届くのでしょう?
あるいは、届いたその年賀状は回覧されたりするのでしょうか?
とても興味があります。
ここから先は、私の想像になります。
多くの場合、「〜御中」で届いた年賀状は、
その部門の責任者に渡され、そして通常は回覧されず、
その責任者もスルーして読むだけで、自分に届いたとも思わない。
しかも、差出人も企業名だったりし、返事のしようがない。
こんなことが起きている気がします。
つまり、何かを告知するためのDM、露出度を上げるためのハガキは別として、
挨拶状の意味で出している年賀状の場合、
とってももったいない結果になっているのではないかな〜と想像します。
あなたが出す年賀状は、DMですか? 挨拶状ですか?
1通の送料52円。それを大量に出すのですから、
無駄なゴミを増やさないためにも、もっと意味にこだわりたいですね。