「つながり」の本質って何だろう?
最近、「つながる」って何だろうと、そんなことに思いを馳せています。
というのは、いくつかの出来事があって、そこからそんな問いが湧いてきたのです。
先週、水木金と3日連続でグラスルーツ卒業生が訪ねてきてくれました。5年前、あるいは7年前に退職したメンバーです。その間、facebook等を通じて、様々な音信はありましたが、やっぱりネットと実際に会うのとは大違いですね。
それぞれが立派に成長していて、まぶしいぐらいに見えました。
うち一組は社内恋愛から結婚し、1歳になるお子さんを連れての再会です。「グラスルーツに入社していなかったら、この子はいなかったと思うと不思議です」とパパの方が言っていましたが、確かに。。。
きっと、誰かの【決断と行動】、別の誰かの【決断と行動】がクロスすると、人の【出会い】が生まれるんですね。私が当時、採用活動を行おうと決め、そこに応じる行動を取った人たちと出会い、さらに社内でまたさらなる熱い出会い(笑)があったからこそ、結婚した人がいるわけで。
【決断と行動】×【決断と行動】=【出会い】
でも...、出会っただけでは、つながりは続きませんね。実際に、当社は、私と卒業生も、卒業生同士も、割と多くの人が「卒業生」というワードでつながっているという特徴がありますが、中にはつながりが切れている人もいます。とはいえ、6−7年前に退職した人はもちろんですが、20年以上前に退職した人からも連絡があったり、やっぱり「つながり」に特徴があるのは間違いありません。今年のお正月には、私が30代だった頃に在籍していた元スタッフから電話がありました。facebookでもつながっておらず、年賀状だけのつながりでしたが、「声が聞きたいから、電話をください」と年賀状に私が書いたところ、本当にくれました!(笑) うれしいですよね。
この「つながり」の傾向。実は、卒業生との間だけではないのが、当社の特徴です。
最近、かつてお客様だった方たちから複数の新たなお客様をご紹介いただきました。その「元お客様だった方」たちというのは、実は10年ぐらい前にお仕事をいただいていた関係で、その後は年賀状やfacebookだけのコンタクトでした。それぞれ会社も変わっていたり。なのに、当社を思い出し、ご紹介くださった。
私は、この話を自慢話としてしたいわけではありません。どうすると、そういう関係が生まれるのか、ちょっと考えてみたくて、この話を書いています。というのは、先ほども書いたように、すべての人とそうなるわけではないからです。ある条件が整うと、つながりが続くのだとしたら、その条件は何なのか、と思ったのです。
つながっている「関係」が成り立つには、片方が片方に何らかの思いを抱くだけでは、そうならないのではないでしょうか。お互いが相手を大切に思う、リスペクトする、信頼する。そんな思いがお互いに釣り合っているときに、つながる関係ができるのではないでしょうか。私はここで例に挙げた方たちに(元お客様も元スタッフも)そういう気持ちを抱いていますし、もしかしたらその方たちも私に対して、そういうふうに思ってくださっていたのかもしれない。双方向に思いあう気持ちでつながっていたので、たとえ久しぶりであっても、こういうことが起きたのではないかな、と感じます。
【出会い】×【大切に思う気持ち・リスペクト・信頼】=【つながり】
また、体感からですが、こんなことも言えるかもしれません。世の中には、ハブ的な存在感を示す人がいます。上で例に挙げた2人の元お客様は、おそらくハブ的な役割を自らよく果たされている方たちのような気がします。たとえば、そのうちの1人の方。その方からの紹介がきっかけで、私は当社の親会社であるアイティフォーと出会いました。ハブ的な役割を果たそうとする気質、実は私にもあります。で、私の場合のモチベーションが何かといえば、誰かと誰かを引き合わせたことによる化学反応を見たいという好奇心と、両方の役に立てて、両方が喜ぶといいなという願いです。しかも、誰かと誰かを引き合わせているうちに、これがまた不思議なことに、新たなハブ的な人と出会ったりします(笑)
しかし、「出会い」だけで終わる人もたくさんいて、それが「つながり」になるか、ならないかは、やっぱり相手を大切に思ったり、リスペクトできたりしているかに因りますね。まずは、自分から。これが一番大切なことのような気がします。
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追記(2021年6月25日):当社は、2021年6月22日付で(株)アイティフォー との資本関係を解消しました。