教えてやろう、気づかせてやろう...を卒業する
年が明けたかと思ったら、あっというまに1月が過ぎ、今日から2月。
2月といえばまもなく卒業シーズン。
当社に昨年9月から働いてくれていた大学生のL君も、
まもなく卒業です。
「卒業」という言葉、最近は教育の課程を修了する以外でも、使いますね。
「〜を卒業します」
子育てはもう卒業します、
AKBを卒業します、
紅白を卒業します、
ユニクロダウンを卒業します、
恋に恋する『かわいい私』を卒業します、
モンスト卒業します、
拒食症から卒業します。
これらは、「卒業します」で検索した結果です。
恋人や友人との関係にピリオドを打つ時にも使われているようですね。
わかるけど、それは、どうなんだろうなあ?
それほど好きな言葉とは言えませんが、
とはいえ「卒業する」というと、過去の何かから脱出して、
新しいことに向かって一歩前に踏み出せるような感じがするのは事実ですよね。
あなたは今卒業したいこと、ありますか?
私自身はどうだろう?と我が身を振り返ってみたら...? コミュニケーションの面でありました。
自分より経験の浅い人と接する時、
特に、たとえば何か指導的なことをする場合に、
「教えてやろう」「気づかせてやろう」と思うことを卒業したいですね。
いや、あの、私はそんな上から目線の人間ではないつもりですが〜!
でも、教える行為を授ける行為だと意味づけていると、
心のどこかに「自分はGIVEする側だ」という心理が生じます。
ある意味、相手の成長に対して
真剣にコミットしていることではあるのですが、
私がどうこうして授けようと考えるのではなく、
相手はそもそも創造的で才知に溢れた存在であり、
欠けるものなどなく、素晴らしい力を持ち合わせた存在なのだ、
という目線の自分でいられたらなぁ...と思います。
"People are Naturally Creative, Resourceful and Whole.(NCRW)"
つまり、この言葉自分の血肉にできたら、
私も、今の自分を卒業して、素敵な人間になれるんだろうな、と。
何度追試を受けてもなかなか合格できない...なんてこともありそうですが、
卒業できるようにがんばってみよう!
今日は如月の第1日。
どうぞ良い1週間、良い1カ月をお過ごしください。