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人は変われるが変えられない

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こんにちは。
今日は「人の成長をどう応援するか」という話です。
我が身を振り返り、ちょっと反省したりしながら、
最近考えたことをシェアさせてください。


私自身の成長に関する願望は、
何歳になっても成長していたい、ということ。
私にとって、成長とは「良い方向に変化していく」とほぼ同義です。
で、私も含めて、誰しも変われるし、生涯成長できると信じています。


けれど、人にとって成長と変化は意味が違います。
成長 = 良いこと、望むこと
変化 = 面倒で不安であり、必ずしも望まないこと


部下や後輩の成長支援の役割を担う上司や先輩は
相手を思うあまりに、こんなことを考える。


「どうやったら、もっと伸ばせるだろう?」
「どうやったら、次のステージに行かせることができるだろう?」
「そのためには、こんなことが必要だ。今、足りないのは何々だ」
「そう変われるように、手助けしよう!」


そして、変化を促すようにアプローチします。


しかし、これでうまく行くことは、まずありません。
いや、間違いなくうまく行くことはないでしょう。
人は自ら変わることはできるけれど、
人が人を変えることはできないという前提に立てていないからです。


もちろん、私の発言やあなたの発言を
相手が主体的に受け入れて、影響を受けることはありますよね。
でも、その発言の意図が、相手を変えさせようというものだったら、
それは相手にとって強要になるので、返ってくる反応は、、、
服従か反発です。


私自身、これはもう失敗の連続で...。
あなたは変われるし、成長できると信じることは良いことだったとしても、
こう変わる「べき」だと言ったり、
私がそうなれるように手助けしたいと思い始めると、
おかしな方向に向かっていきます。


これは、上司と部下の関係に限らず、
親子関係でもパートナー関係でもきっと同じです。
相手を変えさせるという発想は、
不遜で傲慢ってことですよね。
それがわかるまでに私は時間がかかりましたが、今はわかります。
自分がされたら、イヤですからね。
でも、その時は善意のつもりだから気付けない。
善意という名の暴力を意図せず振るっているから怖いですね。


成長を「願う」と「強要する」の間にある違いは、何でしょうか?
それは、成長を促し、手助けをしようとした自分の行動を
相手が受け入れてくれない時に、どう感じて、どう行動したかで判断できます。
批判したり責めたくなっていたら、それはもはや強要ですよね。


「なんでアイツは反発するんだ!?」と感じたら、
それは多分思いやりという名の強要になっている可能性があります。


厄介なのは、相手が一見受け入れているように見えて、
実は服従している時。
特に上司部下などヒエラルキーのある関係では、起きがちですよね。
服従は負のエネルギーを内側に蓄えてしまい、
最後には巨大地震を引き起こすので、早めに気づき向き合いたいものです。


人を応援するのは良いこと。
「変えさせよう」とはしないこと。
それを知っているからといって、即実践できるわけではありませんが、
知っていれば、できなかった時に反省できます!
それを肝に銘じて、今週を良い1週間にしたいと思います。
ビデオも観てくださいね〜!

Have a nice week!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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