部下の成長の前に自分の成長
9月に入って、私自身の成長のためにしたことがあります。
より良いマネジメントやより良い人の育て方について学ぶために、
いろいろな人たちに会って話を聞かせてもらったのです。
元社員も含めて6人ほどに会い、ネットでの対話も含めると、
その倍ぐらいの人から考え方やメソッド、参考資料などを
教えてもらうことができました。
部下との関係が良くないとかそういう悩みではなく、
上司の大きな役割の一つである部下の成長を支援するということについて、
我流ではない考え方や方法を知ろうと思ったからです。
というのも30数年間、私は上司なしでやってきたので、
お手本となる上司の姿を見て学ぶことさえできずに来ました。
幸いなことに上司の私が成長支援に長けていなくても、
みんな見事に成長し、立派に活躍しています。
そして我流であっても、いつの時代の社員とも、その関係は概ね良好でした。
辞めた多くの人と未だにつながりがあるところを見ると、
それは必ずしも私の独りよがりではないと思います。
ですが、もっと部下の成長に貢献しようと思うなら、
まず自分が学んで成長しなければな...とそう考えました。
上司が富士山に登ったことがなければ、部下は富士山に登れないと思います。
そしてまた上司が富士山にしか登ったことがないのに、
部下にエベレストに登れと言ってもできるはずがありません。
だから、部下の成長を考えるなら、私自身の成長が不可欠だと思ったわけです。
そうしたら、やってみるものですね〜!
いろんな人から出てくる、出てくる。
体験に基づく助言もあれば、
その人が研修で学び実践して効果があることもあれば、
コーチ/コンサルの立場で教えてくれた知見もあります。
メモを取りながら話を聞きましたが、
ここでは紹介しきれないほどのインプットで、
これから消化するために自分なりのまとめをするつもりです。
そして、今これを書いているのは、
そこで得たことを紹介するというよりも、
改めて人に聞く、人を頼って教えてもらうことの大切さを感じたからです。
本や研修で得る知識ももちろん重要ですが、
人の思いが乗っかっている知識や経験を共有してもらうことは、
どれだけ豊かなことか。
しかも、相手は私の性格やタイプを知っているからこそ、
私が見えていないことについても聞かせてくれます。
知識と同時に、自分の伸びしろも見つけることができました。
歳を重ねると、人に教えを請うことがちょっと気恥ずかしくなったり、
相手も忙しいだろうから迷惑かなと気が引けたりするものですが、
それは間違った思い込みだと痛感しました。
みんなむしろ喜んで教えてくれました。
ある人から、「みんなが快く相談に乗ってくれるのは、
多分あなたが素直に自己開示していたからだと思うよ」と言われました。
そうかもしれません。
素晴らしい知識を得られたこと自体も大きな収穫でしたが、
自己開示して、複数の人に教えを請うことで何が起きるのか、
その体験も大きな収穫でした。
社員のみんなへ!
もっと成長するから、待っちょれ〜