会議で「考える」「話す」を分けるメリット
こんにちは!
先週、偶然にも似たような別々のプロジェクトが今月3つ始まると書きました。
いずれも私たちがファシリテーション&コンサルテーションするような案件です。
そこで、今日は、私たちがミーティングをファシリテーションするときに、
何に配慮しているかを紹介させていただきます。
配慮している点はいろいろありますが、、、、(笑
一番は参加者の方たちの気持ちが、会議に対して他人事にならず、
主体的に参加しようと思ってもらうようにすることです。
そのためにも、「話す人」と「聞く人」に分かれないような工夫をたくさんします。
今日は、その中でもシンプルですぐに使える方法をお伝えしますね。
それは、各自の意見を書き出してもらう時間と、
書いたものをシェアしてもらう時間を分けるという方法です。
なぜ、このようにするかというと、複数のメリットがあるからです。
具体的には、こんなふうにその場にいるメンバーに伝えます。
「今から⚪︎⚪︎についての意見を出し合います。
⚪︎分間、考えながら付箋に書き出してください」
シェアの時間帯では、各自が書いた内容をシェアしてもらいます。
そして、そのコアなるポイントをホワイトボードに書き出して、
グルーピングしていきます。
この方法、いろんな意味で楽です。理由は、、、
第一に、こうすることで、全員が「考える」ことをせざるを得なくなります。
自ずと、「聞いているだけの人」でいるわけにいかないということですね。
第二に、声の大きい人に場を占領されることを防げます。声の大小に関わらず、
全員が自分の考えを発言できるようになります。
第三に、人の意見の影響を受けにくいというメリットもあります。
書かない場合は、前の人の発言(特に上司の発言)の影響を受けますが、
書いてそれをシェアするという方法によって、影響を受けにくくなります。
第四に、考えながら話すと時間が伸びがちですが、
この方法だとシンプルに共有でき、タイムテーブルをしっかり組むことができます。
この方法は、特にアイデアや意見を発散する場面で有効ですね。
大抵、1セット10分、目的に応じて、1セットしか行わない場合もあれば、
何セットか行う場合もあります。
アイデアが求められているときは、10分3セットやると、
かなり出尽くすと言われています。
アイデア会議やブレストのまとめ役でいらっしゃる方は、
ぜひ参考にしてみてください。
では、今週も素敵な1週間でありますように!