あなたがいないと困る...
あけましておめでとうございます。
年末年始はゆっくりお休みできましたか?
澄み渡った空、東京では富士山も見えた元旦、
私は、車で両親の居る老人ホームへと向かいました。
親子四人で食事するために私の家に連れて帰りたかったからです。
1階のスタッフも、両親の居室のある3階のスタッフも
気持ちよく迎えてくださいました。
で、3階のチーフと一通りの挨拶を交わした後、
彼女が言いました。
「私は夜勤明けなので、そろそろ失礼させていただきます」。
元旦の朝に働いているすべてのスタッフに感謝の気持ちを抱きましたが、
中でも31日の晩から朝まで、入居者をケアしてくれた方たちがいること、
その上に私の生活が成り立っていることを感じ、
つくづくありがたいと思いました。
そうしたら、急に想いがあっちにもこっちにも及び、
私の生活はいろいろな人たちによって、
見えないところで支えられているんだと思えてきました。
電気、ガス、水道、道路、ネットなどのインフラを
昼夜支えてくれている人たち。
今日食べた農作物を丹念に育ててくれた人たち。
今日食べた魚を獲ってくれた漁業に携わる人たちもいれば、
今日食べた肉を肥育してくれた人たちもいます。
それを運ぶ運送業に携わる人たちや
スーパーマーケットで働く人たちにも支えられています。
食生活やインフラだけではありません。
私は最早アップルやアマゾンなしには生きられないし笑、
マンションの管理人の青木さんがいてくれないと困るし、
私の肌に合うスキンケアがなくなったならパニックになるだろうし、
あのカフェのスタッフの笑顔が見られなくなったら寂しいし、
「スターウォーズ」を見られないまま死んでいく人生なんて想像もできません。
つまり、、、、
私の人生は、私が会ったこともない数限りない人たちが居てくれるからこそ、
維持もでき、より豊かなものになっているんですね。
人だけでなく、地球にも感謝しなくてはいけないかもしれません。
...ってことに、なぜか元旦に老人ホームに両親を迎えに行って、思い至りました。
でも、私の生活を支えてくれている人たちは、
私が感謝していることを知りません。
自分の仕事は重要だと思っている人も大勢いると思いますが、
そこに気づいていない人も大勢いると思います。
私が元旦に自分は「支えられてる」と気づいたように、
どんな仕事に携わっている人であっても、
自分が多くの誰かを「支えている」と気づけたらいいのにな、と思いました。
私たちグラスルーツの重要な仕事の一つは
そこに気づいてもらえるようにすることだ思います。
しかも、誰かを支えるというのは、仕事そのものを通じてとは限りませんよね。
おはようの一言掛けが人を支えたり、ただ話を聞くことが助けになったり、
笑顔が誰かを癒したり。
あなたも今、きっと誰かを支え、
その人はきっと「居てくれて、ありがとう」と思っているのではないでしょうか。
あなたが居てくれて、うれしい。
あなたが居ないと、困る。
2018年、誰かから、そんな風に思ってもらえる存在で居られるように
日々の小さなことを大切にしたいですね。
今年もよろしくお願いします!