ブランディング、コミュニケーション、チームワーク…。週1回の社長ブログです

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自分のまやかしには気づきたい

今日のブログは、自分のため記録的に書いておこうと思います。
人と会って会話した記録、自分が読んだ本と相手から勧められた本の記録など。


先週は、人と会い、会食する機会が多い1週間でした。
その中で、私が2014年にCTI主催のコーチング基礎コースで出会ったある人と、
しばらくぶりに飲みました。
彼は、某有名ネット系企業に勤めているのですが、
そこで主業務の他に、社内コーチをやっています。
社内コーチは数百名もいるのだとか。スゴいですね〜


彼と私が何を話したかをつまびらかに書くつもりはありませんが、
二人の共通の関心はあるんですよ。
でも、うーん、改めて言語化しようとしたら、
意外に難しいな。。。なんだろう?
・自分のまやかしに気づける自分であろうとすること、
・怒り、恐れ、喜び、悲しみなどの情動が沸き起こった時に、
 情動と自然な形で付き合える自分であろうとすること、
そんなことでしょうか。
さらに言うなら、そうやって、自分を高めていきたい...ってことかもしれません。


そんな彼が、神の啓示を受けたかのように
(少なくても私にはそう見えました)
自分が何を目指したいのか、
プロのコーチはどうあるべきか、
熱く語っていたんですね。


その後、数年前に私が勧めた本の話になりました。
その本は、「自分の小さな「箱」から脱出する方法 」です。
http://amzn.asia/5Jg9bmy
それほど詳しい記憶はありませんが、
自己欺瞞について考えるのに役立つ本...として勧めたと思います。
そして、その当時、つまり2年前ぐらいでしょうか、
そもそも自己欺瞞とは何で、自己欺瞞はどうして起きるのか、
そんなことを当時語り合ったんですよね。
で、彼が「今日はこれを語りたい」と言い、
当時話していた「自己欺瞞」復活大討論とでも言うのでしょうか。
そんな話になりました。


とにかく、彼の悟った「なぜ人は自己欺瞞に陥るのか」はいい感じでした。
それが、シンプルで私にも刺さったので紹介しますね。


まず、その前にそもそも自己欺瞞といのは、何でしょうか?
平たく言うと、自分で自分を騙している状態のことです。
でも、それを自覚することは簡単ではありません。
本来、自分の胸の内は、当の本人にしかわからないはずですが、
当の本人さえ無意識すぎてわからないこともあるし、
心の動きは意識はされたのだけれど、
実際にはその気持ちの裏側に、
無意識で自分を騙すような心理が働いていることもあって、
それに気づけない場合もあります。


抽象的すぎるので、例を紹介してみましょう。
例えば、あなたは今エレベーターに乗り込んだばかり。
しかも、とても急いでいる。
だから、乗ってすぐにドアの「閉じる」ボタンを押した。
そんな状況で、エレベーターの扉がまさに閉まろうとしたその瞬間に、
乗り込もうとする人影を目にする。
気がつかなかったフリもできそうなタイミングに甘えて、
あなたは「オープン」を押さない。
そして、本当は乗りたかったはずの乗客が乗れなかったことに
知らんぷりを決め込む。
そして、ちょっとした心のザラつきを感じるのだけれど、
自分を正当化して、その出来事にフタをする。


この手の小さい出来事は、日常ではいくらでもありますよね。
で、この例はエレベーターの例ですから、
何となく大したことではないという気がするでしょう。
でも、仕事の場や家族との場で、些細なことでイラっとしたり、
爆弾のような大きなことではなくても、
ちょっとした行き違いで心が穏やかでなくなることは
きっとあるのではないでしょうか。
そして、小さなことであればあるほど、「ま、いいか」と思いつつ、
言えないでストレスを溜める。
あるあるですよね。


先の私の友達は、そこに興味を持ち続け、
あの後、自分はこう整理したと話してくれました。
と言っても、実際に話したニュアンスとは微妙に違うかもしれません。
お許しを!
でも、人が陥りやすい「心の流れ」について、的確に捉えた意見だと思います。


それは、つまり次のような心の流れです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(1)人は答えを出したがる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何かモヤモヤしたり、対処すべきことがあると、
人はそれを放置してしていられず、答えを見つけようとする。
どちらかと言うと防衛本能から、自分を守るように答えを出す。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(2)自分が出した答えを人は正しいと思いたがる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
人は、答えを出した時から、
自分が出した答えが正解だと思い込んでいる。
たとえ、それが防衛本能からのものであったとしても。
なぜなら、答えを求めて出した答えなので、
そもそも正解ではないかもしれないとは思わない。


さて、実際の会話とは少しニュアンスが違っているかもしれませんが、
でも、ざっくり言うと意味としてはそんなことでした。


あなたは、これを聞いて、どう感じましたか?
私は、これを書きながらも、あることでどうリセットするかを考え中です。
自分が本当に正しいのかと問いまして。


最後に、私が友人に紹介した本と、
今回、彼から紹介された本と、
さらに最近私が読んで良かった本であり、なおかつ、
自分と向き合うことの大切さを説いているという意味で、
今回の話にもすごく関係するような気がする本を紹介しますね。


(1)私が友人に紹介した本
「自分の小さな『箱』から脱出する方法 」
http://amzn.asia/5Jg9bmy


(2)友人から紹介された本
「ネガティブケーパビリティ〜答えの出ない事態に耐える力」
http://amzn.asia/jiDimKs


(3)マンガですが、最近私が読んで感銘を受けた本
「君たちはどう生きるか」
http://amzn.asia/eHqfpY2


どうぞ素敵な1週間をお過ごしください。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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