自分のオーラを見つめる
私が仕事柄とっているメルマガのひとつに株式会社コーチ・エィ のものがあります。
つい最近、「組織のパフォーマンスを上げる『顔つき』」をしていますか?」という
ブログ記事への誘導があったので、ついつい読んでしまいました。
ある企業のある幹部Aさんが、自分のコミュニケーションに対し、
部下にアンケートをとったそうです。
すると、想定以上に「顔つき」に関するフィードバックがあったのだとか。
「目が合わない」「難しい顔をしているので、意見を出しづらい」などなど。
自分の「顔つき」が業績に影響を与えるとは、多くのリーダーは思っていません。
そして、自分の「顔つき」が周囲に
なにかしらのインパクト(影響)を与えているという自覚も、
実はそれほど持たれていないのではないでしょうか。
なぜ、そう思うかと言うと、私自身がそうだったからです。
幸いと言おうか、何と言おうか、
私はこれまで社員からたくさんの手厳しいフィードバックをもらってきました(泣)
「大切なことはみんな社員から教わった」という1冊の本が書けそうなくらいです。
その一つに、なんとある時「顔つき」に関するものがありました! ガーン。。。
細かい言い回しは忘れてしまいましたが、新入社の社員から
「表情がわかりにくく、もしかしたら怒っているのかも...と思うことがある」
とそんなフィードバックがありました。
以来、私は、自分の「顔つき」に意識を向けるようになり、
と、同時に、リーダーの「顔つき」というテーマに関心を抱くようになりました。
で、これは私見ですが、顔つき問題には大体2つのパターンがあると思います。
その1:無表情オーラ
その2:負の感情オーラ
私が、新入社の社員から言われたのは、その1でした。
自分の表情については、確かに薄々気づいていました。
でも、それが周りにどんな影響を与えているかまでは、わかっていませんでした。
弁解するようですが、どちらかというと私は感情的にはおだやかな方です。
(3年とか5年とかに1度、めっちゃ怒ることがありますが笑)
そうすると、感情もフラット、表情もフラット(無表情)で、
相手は感情がわからなくて不安に感じるようです。
その2の方は、ネガティブな感情が出てしまい、周囲が「近寄っては行けない」
「思ったことを言ってはいけない」と感じてしまうオーラです。
不機嫌、ピリピリ、攻撃的など、いろいろありますよね。
これについても、我が人生の学びとなるフィードバックをもらいまいした。
さて、その2の「負の感情オーラ」の中で周囲から見てわかりにくいのが、
「不機嫌」というものではないでしょうか。
「不機嫌」というのは、感情のようであって、実は感情ではありません。
単にその人が愉快か不快かの気分を表に出すものであって、
人が「○○さんは不機嫌そうだ」と感じる時、
それがどのような感情から来るものなのか、周りはわかっていません。
では、なぜ人は不機嫌な態度を取るのか。
これは私見ですが、ある意味、それ自体も周囲へのメッセージなのだと思います。
具体的には
・自分の今のネガティブ気分を知ってほしい
・問題がここでくすぶっていることを知ってほしい
・(もしかしたら)助けてほしい
こんな気持ちから不機嫌な態度を取ってしまう。
ところが、不機嫌なとき、当の本人は
不機嫌な態度を取っている自分に無自覚だったりします。
でも、それに対し周りは、「あ、○○さんは、機嫌が悪いんだな」と気づきます。
言い方を変えると、○○さんは機嫌が悪いと知ってほしいんだなーと受け止めます。
リーダーが不機嫌なオーラを出し、
しかも、そのネガティブオーラに気づいていない。
そんな状況。実はとてもよくある話です。
当社の歴史を振り返っても、私もその一端にあったこともあります。
それに気づいた今でも、もしかしたら私自身、
同じことを時々しているかもしれません。
話を元に戻しましょう。
先のコーチエィの例。どうなったかというと...
最初は自分の出している負のオーラに気づかなかった幹部Aさんは、
自分の会議での振る舞いをビデオ映像で見て、
これはひどいと、自己認識を新たにしたそうです。
自分のオーラとその原因を見直す気持ちになれたわけですね。
さて、、、
このエピソードから私たちは何を学ぶべきでしょうか。
私は、リーダーはビデオを撮らないまでも、
鳥の目で自分を見る必要があるのだと思いました。
もし、今、ビデオで自分を撮ったら、
自分はどんな顔つきなんだろう、とそんな目が必要ですよね。
あなたは、自分の普段の顔つきをどう分析しますか?
今週は8月最後の1週間。
素敵な週でありますように!