あなたのアタマの柔軟剤は?
お正月に家で、スター・ウォーズ・ストーリーの「ハン・ソロ」を見ました。
その中の1シーンから、ハン・ソロが、
いつ、どうやってチューバッカと出会ったのかがわかるのですが、
それを観ながら、「そうだ、やっぱり、柔軟性だ!」
と思ったので、私の気づきをシェアしますね。
最小限にとどめますが、ネタバレ要素ありなので、ご注意ください。
帝国軍に捕まったハンは猛獣の餌として地下に放り込まれるのですが、
その猛獣というのがチューバッカでした。
襲いかかってくるチューバッカにお互いここから出るために、
「戦っているふりをして、脱出しよう」とハンが提案。
協働して脱出に成功します。
そのエピソードが面白いのはもちろんなのですが、
【猛獣=敵】と思い込まず、
【猛獣=お互いに脱出したい】とフレキシブルに考える、
そんな柔軟な発想をすることが、強く生きるコツなのかも...と感じました。
ところで、そもそも発想が柔軟というのは、
どういうことを意味するのでしょうか?
一つの考え方として、こういうことが言えるかもしれません。
物事を多面的な観点から見ることができること。
言い換えると、豊富な視点から観察したり、
意味を見つけ出したりできること、です。
こんな逸話?(寓話?)を聞いたことはありませんか?
「裸足の国で靴は売れるか?」です。
ある靴メーカーにAさん、Bさんという二人のセールスマンがいて、
二人は市場開拓のために、ある国に派遣されます。
その国の人たちは全員裸足...。
Aさんは「誰も靴を履いていないのだからニーズがない」と考え、
Bさんは「ここには膨大なマーケットが広がっている」と考えた。
この例はセールスやマーケティングでよく語られる話ですが、
どちらか一方が正しいという趣旨で、この例を挙げたわけではありません。
ここではAさんとBさんという別々の人物が登場していますが、
同じものを見たときに、同じ人が二つ以上のことを考えられること、
それが物事を多面的に捉えられているということだと思います。
では、柔らかいアタマはどうやったらつくれるのでしょうか?
何かに取り組む必要性が生まれたときに、
よく「ゼロベースで考えよう」と言われますが、
固定観念に縛られていることに気づいていないのですから、
そうアドバイスされても簡単にできませんよね。
私は、いつも何も考えずに暮らしている人が、
急に柔らかい発想をするなんて無理だと思います。
私の周りの友人知人で、この人は発想が柔らかいな...と感じる人は、
暮らし方や日常の仕事の仕方自体が柔らかい場合が多いです。
ストップをかけていないし、伸びやかな印象というのでしょうか。
忙しくても、いえ、忙しいからこそ、ちゃんと調べるとか、
いつもとは違うテーマや進め方を考えてみるとか、
常に疑問を抱いているとか、
自分がやってみたいことに人を誘っているとか、
行ったことのない店でランチを食べるとか、
人や本、映画やイベントからインプットを得ているとか、、、、
そういう人に発想の柔らかい人が多い。
あ、そうか、こうやって並べてみると、
「主体性」はやわらかアタマをつくるための柔軟剤になりうるのかもしれません。
「主体性」の対義語は、「受動性」「従属性」です。
そっちに行っちゃうと、アタマは固くなっていくのでしょうか?
あ、これらを見ていて、もう一つ気づきました。
同じことを繰り返さない、趣向を変えるというのもポイントかもしれませんね。
私自身は柔軟かどうかはともかく、
「視点発見の旅」というコンセプトでこのメルマガを出すぐらいですから、
視点フェチですね〜笑
でも、私も例外ではなく、人間である以上「思い込み」は避けられません。
一刀両断に言えば、ここに書いたこと自体が、一種の思い込みですから。
思い込みが悪いというより、
思い込みの奴隷にならないことが大切ってことでしょうか。
...ともっともらしいことを書いてこの辺で終わります。照笑
今週も素敵な1週間でありますように!