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祝・はやぶさ2! 学習する組織ってなんだろう?

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1月21日の配信以降、久しぶりの投稿になります。
目下、採用活動などがあり、私自身が多忙を極めていて。。。。←言い訳ですね〜
もし、当社にご興味のありそうな方がいたら、情報を拡散してくださいね!


さて、はやぶさ2、やってくれましたね!
私は、この手のニュースは大好きで、ニュースを見ながら、泣いちゃったり。
特にJAXAメンバーの喜びの姿を見ると、、、感情移入してしまいます。
画像:http://www.jaxa.jp


JAXAのコメントの中で、私が印象深かったのは「チームワーク」という言葉です。
津田雄一プロジェクトマネージャは
「『はやぶさ2』のチーム力を強調したい。
我々は仲良しというより、お互いに磨きあったり、
たたき合ったりして成長していくという形を取ってきた。
だからこそ、今回の着陸を実現できたと思っている」と話しました。
(NHK NEWS WEB 2/22)


お、これは学習する組織を言っている。私はそう感じました。
仲良しチームでは一流のチームにはなれないですからね。

さて、仕事柄か、チームワークとは何だろうと考えてみました。
一般的には、チームとグループの違いというような観点から
チームを定義しグループと区別しますが、でも、名刺交換すると
「〜グループ」「〜グループリーダー」という立場にある方も多いので、
チームとグループという名称によって
大きく意味が変わるわけではないというように私は眺めています。


ある時、ある企業の幹部会議でファシリテーションをしたことがあります。
その時にメンバーの多くから出たのが「当社の強みはチームワークである」でした。
ところが「チームワーク」の定義を確認し合ったら、各自各様でした。
協調、結束、方向感の一致、各自が責任を果たすこと、etc...


一般にはどう受け止められているのかと思って、
ネットで調べてみたところ、まず概ね共通する定義は、
------------------------------
集団に属するメンバーが、お互いの弱点を補完して、強みを高め合うことで
組織としてのパワーを生み出し、組織の目標を達成すること...というもの。
------------------------------


ふむふむ。。。。でも、まだわかったような、わからないような感じ。
そこで、今度は私なりに考えてみました。
私が考えたポイントは、
チーム力というのは構成員の個々の力と
構成員の間に築かれる力から成っている、という点です。
両方を高めないとチーム力は高まりません。


まずは、私が考えたチームワークとは、
------------------------------
各自が100%の力を発揮し、チームとして個人の総和以上の力を発揮するために、
組織としての学習をシステマティックに行うこと
------------------------------
...としてみました。敢えて手段として考えてみたのです。
なぜなら、個人も組織も学習が大事だからです!


で、まず力のイメージ。最初に構成員の力と組織の力を分けてイメージすると...
たとえば、構成員の力だけで考えると、一人が20の力を持っていて、
5人構成員がいたとします。
構成員の力の総和は、20×5=100です。
関係の力(チームの力)はどうなるかというと、
チーム力が高い場合、構成員の20の力をベースに、
メンバー同士の間で関係を築き、
20の力のAさんと20の力のBさんの間で30の力が出るとします。
そうすると、関係の数は5×4÷2=10通り。
それぞれの関係で30の力が出るとなると、30×10=300になります。

190225_team.png

これは、構成員の間に築かれる関係の力を30とした場合の例ですが、
各人が20の力を出していることがその前提になります。
私が上の定義で、「各自が100%の力を発揮し、」としたのは、
お互いが自分の力の100%出し切っているからこそ、
信頼関係が生まれると思うからです。
仮に、あなたはもっとできるのに100%力を出していない...
と思う関係であったらどうなるでしょうか?
本来20出せる個人の力が15だったら?
メンバー間の信頼が損なわれ、関係の力は10になってしまうでしょう。
構成員の力の総和で   15×5=75
メンバー間の力の総和で 10×10=100
ちょっと乱暴なたとえかもしれませんが、そんなカラクリではないかと思います。


だから、チームワークを発揮するには、
まず各自が100%の力を出そうとすることが絶対条件ですね。

そのうえで、学習するための組織の理想はこんな感じです。
各自が
・自分を成長させたいという強い意志を持ち、
・ボス?(育成役)と成長課題を共有し、
・課題から逃げずに立ち向かえたなら100%自分を出し切ったとし、
・自分でPDCAを回しながら、
・フィードバックを受けて、さらに次の課題に向かっていく
組織として
・誰もがヘルプが必要な時にそれを言える組織であり、
・チームとして問題を直視し、課題化し、実行時の弊害をクリアすることを目指し、
・組織でPDCAを回し、オープンな対話を通じて、組織として学習する

難易度高いな。ウチもまだまだやな。。。でも理想、大事ですね!

今週も素敵な1週間をお過ごしください!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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