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「やってみる」が先?

この週末は、2泊3日で山梨県北杜市白州町の友人宅に滞在し、
長野県の入笠山に登ってきました。
入笠山の標高は1,955メートルと結構高いのですが、
1,780メートルまでゴンドラで登れるので、
山登りといってもゴンドラを降りて山頂までは約1時間ほど。
初心者向けの山です。


山に登ることになったきっかけは、2カ月ほど前 。。。
今年5月に開催された高校の還暦同期会です。
私はその企画や運営に携わっていたのですが、
繋がり直すというコンセプトで、いろいろな人を巻き込んで、
各種サークルを立ち上げました。(いえ、私一人でではなく、みんなで)
今回の集いもその一環。
山梨県は白州の別荘地に住む友人がリーダーとなっている会で、
その名も「白州会」。白州を拠点に自然を楽しむサークルです。
同期会では、俳句を楽しむ「一句会」という会も同時に誕生していて、
今回は、両方に入っている人が多かったことから、
吟行しながら、山に登る楽しい会になりました。
ほにゃららの、ほにゃららほにゃら、せみしぐれ
...みたいなことを言い合いながら。
全然蝉の声は聞こえなかったのに(笑)


さて、確かに楽しかったに違いないのですが、
やってみてわかったことがあります。
私は、山登りはそれほど好きじゃなさそうだ、ということ。
いえ、実際、今回楽しかったけど、本当の山登りは4時間とか登るわけで、
私にはそうやって山頂を極めたいという願望がないことがわかりました。
野歩き、沢歩き、湿原歩きは多分好きだと思いますが、
山登り願望は低い...。
で、心が疼かないなら無理してやることはないなと思いました。


さて、前置きが長くなりましたが、今回の白州会でこんな話題が出ました。
歳を取ると柔軟性がなくなると言われているし、
実際自分たちの親を見ていると、悲しいかな、そうなっていくのは間違いない。
そこから逃げることはできないとしても、
どうしたら少しでも長く柔軟性を保てるのだろうか、と。


その時、ひとつの答えとして出てきたのは、
新しいことをやってみる気持ち、
新しいことでも楽しんでみようという気持ちを持ち続けることが
大切だよね、ということでした。


というのは、、、
周りにいる人で、この人は柔軟性がないなと思う人、
つまり、どちらかというと思考が硬直しているように感じる人の特徴として、
多いのは「まずやってみて、それから判断するということをしない」こと。
たとえば、やってみないとわからないことでも、
やってみる前にやらない方がいい理由を述べたり。


だから、やったことがないことでも、
まずやってみようと思うことが大切だよね、と。
そんな結論になりました。


この結論、それほどロジカルに出てきたものではありませんし、
今、ここでその正当性を論じようとも思いません。
でも、私はまんざら間違っていないのではないか、と思います。
あなたは、どう思いますか?


やってみる前に「やらない」を選択する理由はよくわかりませんが、
失敗はイヤ、恥ずかしい思いをしたくない、わからない状況でやるのがイヤ。。。
人間だから、多かれ少なかれ、そういう気持ちはあって当然です。
それでも、それと折り合いをつけてやってみようと思う人もいれば、
そうでない人もいます。


その判断自体を正しい、間違っていると決めつけることはできませんが、
体験しないとわかないことがある...これは言えることではないでしょうか。
たとえば、今回私が体験した山登り。
やってみたから、それほど好きではないとわかりました。
やらなかったなら、わからなかったでしょうね。


反対に、最近、私は誕生日祝いに社員から体験ギフトをもらったのですが、
「ドラムレッスン」を選んで、2週間ほど前に体験しました。
マッサージとか、エステとか、いろいろ選べたのですが、
一生に一度だけでいいからやってみたいことを選ぼうと思って、
私は楽器のドラム叩き70分レッスンを選びました。
本当は1度だけ経験すればいいつもりだったのに、
体験したら本当に心が躍ったのがわかりました。
それで、チケットを買って、今月21日にまた教えてもらうことにしました(笑
これは、やってみたからわかったことです。


よく若い人たちの間には「やりたいこと探し」の風潮があると言われますが、
やりたいことって、やってみた経験のその先にあるものですよね。
で、やってみると、実はやりたくないとわかったり、
反対に次から次にやりたいことが出てきたり。
そこで、どれもこれもやりたいと思った時、今度は、
「いや、待て、人生は短いぞ。いったい何に絞るんかい」と自問したり。


だから、まずは「やってみるが先」だなとつくづく思いました。
ま、生き方に正しい答えなんてないけれど(笑)
素敵な1週間をお過ごしください!

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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