願いを継なぐ
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
2020年という新しい年を迎え、あなたはどんな願いを持ちましたか?
初詣での私の願いはささやかで、私と私の周りの人、縁のある人たちが
健康かつ平穏な1年を送れますようにというものでした。
ささやかと書きましたが、健康と平穏はそれだけで素晴らしいことですからね!
加えて、なぜか2019年から2020年、私にまとわりつくキーワード笑は
「命」「絆」「継」で、私の中にそんな願いもあります。
しかも、そのキーワードとつながるようなドラマや映画、歌に
なぜか最近よく出会います。
いえ、反対かな。そういう気持ちでいるから、
何かを眺めるときに、そういう目で見てしまうんでしょうね。
たとえば、、、
NHK紅白で、竹内まりやさんが歌った「いのちの歌」、聞きましたか?
与えられた命をどう使い切ろうかと思っていた私には、響きまくりました。
「いつかは誰でも この星にさよならを
する時が来るけれど 命は継がれていく
生まれてきたこと 育ててもらえたこと
出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう
この命にありがとう」
ってね、そんなエンディングの曲です。
竹内まりやさんは私より少しお姉さんですが、
でも、ほぼ同世代だから、きっと私にこの詞はぐっとくるんですね。
だけど、20代だろうと、30代だろうと、何十代だろうと、思いませんか?
自分の命はなぜ与えられたのか、と。不思議ですよね?
自分の命をどう使い切るか、
言い換えると、自分の時間をどう使い、
何を願い、何を託し繋いでいきたいのか、
考えさせられます。
そして、私のこの「命」への感覚は最近いろんな時に出て来て、
自分の心の動きなのに、ウザイと言えば、ウザイ(笑)
でも、きっと今、自分が大切にしたいことなのだと思います。
昨年の大河ドラマ「いだてん」を観ていてもそうでした。
視聴率は低かったようですが、
あれほど感動したドラマはありませんでした。
いろいろな人が一生懸命に自分の人生を生きて、
いろんな願いが繋がって、繋がって、繋がって、
1964年の東京オリンピックがあったんだと知りました。
そして、そこから半世紀以上の間、
また、いろんな願いが繋がって、東京2020があるわけですよね。
人の願いが繋がっていくってすごいと思いませんか?
願いのリレーって、言わば命のリレーだなと思いました。
東京2020では、純粋に応援し、楽しむのはもちろん、
過去を作って来た人たちの気持ちにも思いを馳せたいものです。
人の願いが繋がっていくといえば、
12月に公開された映画「スターウォーズ〜スカイウォーカーの夜明け」、
ご覧になりましたか?
ついに9部作が完結しました。
人によって、「スターウォーズ」はお子ちゃま的なSF映画、
そういうイメージで捉えている人もいるようですが、
私にとっては、これは「哲学」以外の何物でもなく、
と、同時に壮絶な「ファミリーストーリー」でもあります。
また「スターウォーズ」という映画は、観るたびに、
みんなで心を一つにすることの素晴らしさを思い出させてくれます。
だけど......、今回一番思ったのは、
やっぱり「命」「絆」「継」。
願いを受け継いでいく物語でした。
歴史って何だろう? 時代って何だろう?
ちょっと大げさなのですが、そんな自問も湧いてきました。
そしたら、偉大なヒーローが一人で歴史を作っているわけじゃないと気づきます。
たくさんの人がいたから現在があるし、
これから作られていく未来には、草の根の私たちも確実に関わっています。
そこに命の偉大さを感じます。
銘々が与えられた自分の命を生かして、
みんなで一緒に未来を作る。
そんなふうにできたらいいなと思った年の初めです。
今年もどうぞよろしくお願いします。
まずは今日が、そして今週が素敵な1週間でありますように!