ブランディング、コミュニケーション、チームワーク…。週1回の社長ブログです

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「〜とは?」という問いはパワフルです!

あなたは「自分にとって、〜とは?」と考えることはありますか?
私は、何かについて立ち止まって考えるとき、よくこう自問します。
今日この話を書こうと思ったのは、最近2つの出来事があったからです。


一つは、私が参加している俳句の会での出来事です。
昨年開催された高校の同期会をきっかけとして、
いくつかの大人の部活動が始まりました。
その一つが「一句会」なる俳句の会です。
師といえば、夏井いつき先生の本やYouTube、プレバト。
歳時記や植物検索アプリ片手に、ゆるいルールで作句しています。
毎月1回、投句、選句、句会があり、すべてネットで完結しています。


一昨日の土曜、一周年記念のzoom句会(兼飲み会)がありました。
司会当番だった私は、いつものコメント交換に加えて、
「自分にとって、俳句とは?」
を考えてきてもらうよう参加者にお願いしました。


するといろんな声が集まりました。俳句とは...
「記録して、記憶するためのもの」
「心地よいエクササイズ」
「心の写真」
「気持ちとシーンを重ねて切り取ったもの」
「感性に刺激を与えるもの(喜び)」
「遊び」
「日記」
「自分が感じたことを人と共有できるように表現したもの」etc.


同じ俳句に対して、人によってこんなに違うっておもしろいですよね。
それは、俳句へのその人の意味づけであり、
見方や価値観のようなものにもつながっています。


私自身は、割と気軽な気持ちで取り組んでいるので、
俳句とは「記録して、記憶するためのもの」と捉えていました。
「日記」と言った人に近い感覚です。
でも、人の俳句観を聞くうちに、
自分の俳句に対する見方「俳句とは?」を変えると、
作り方も変わり、出来上がる俳句も変わるだろうと思いました。


「自分にとって、〜とは?」という質問は、
結構パワフルだと思いませんか?
ものの見方をリセットでき、アウトプットを変えてしまうのですから。


もう一つの出来事は、先週木曜日のこと。
ある企業からの依頼で、インナーコミュニケーションをテーマとする
オンライン勉強会でレクチャーしました。


冒頭、私は自己紹介でこんなことを話しました。
考えを言葉で整理する役割
「コンセプトオーガナイザー」を自認していて、
「もやもやを放置しないこと」を大切にしています、と。
すると、勉強会の終盤の質疑応答の時間に、こんな質問がありました。


「もやもやをクリアにするために、どんな心がけが大切でしょう?」


私が答えたのは「〜とは?と考えて、言葉の定義を明確にすること」
「自分一人でするのではなく、周りの人と定義を考えること」でした。


どうでしょう?
実は、こういうことって、あまり行われていないと思いませんか?


たとえば、ある調査によれば、社内コミュニケーション活動の三大目的は、
•コミュニケーションの活性化
•経営理念やビジョンの浸透
•社内(グループ内)の一体感の醸成
...だそうです。


でも、、、、
「活性化とは?」
「浸透とは?」
「一体感とは?


言葉の定義次第で、何を達成しなくてはいけないのか、
ゴールも変わってきます。
なのに、「定義」が話し合われない。
これは日本語だからなんでしょうね。
みんな辞書的な意味はわかっているので、
わかっている「つもり」になってしまいます。
言葉の粒度が細かいと、コミュニケーション密度も高まるんですが。。。


8月になりました。
「自分にとって、〜とは?」という自問をし、あれこれとリセットしようかな?
どうぞ素敵な1週間をお送りください。

ブログを書いている人

小野真由美

グラスルーツの代表。組織をただの集団ではなく、チームにするための組織内コミュニケーションはどうあるべきだろう?…なんていうことを、いつもツラツラ考えています。ブランディングやコミュニケーション、チームやリーダシップ系の話題が7〜8割、その他の話題が2〜3割。そんなブログを目指します。ぜひおつきあいください。

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