初めの一歩は「意思表示」
当社では、去年頃から、「リーダーシップ」「イニシアチブ」「
キーワードになっていて、
年初も、私は「
という話をしました。
リーダーシップというと集団をまとめて先導するとか、
統率するというイメージが強いですが、
その基本は、明確に「意思表示」することだと思います。
・自分はどうしたいのか
・自分は相手にどうしてほしいのか
・自分はどっちに向かって、どう進めようとしているのか
人を率いてまとめていくとなるとハードルは高いですが、
まず自分の意思を示すということであれば、
でも、この意思表示ができなければ、
集団をまとめて先導することなど絶対ムリです。
だから、リーダーシップの最初の一歩は「意思表示」
でも、
(もちろん、十把一絡げで断定することはしませんが)。
仮に日本人のコミュニケーションの特徴として、
意思表示を明確にしない傾向があるなら、
おそらく「相手の気持ちを察する」気遣いを「是」
でも、「察する」は、ある状況では美徳ですが、
仕事で推進担当者が周りに対して「察してほしい」
私はナシだと思います。
「意思表示」という行動を支えるのは、「主体性」です。
主体性とは、自分で考えて、自分の責任で決め、発言・
その対極にあるのは、指示待ち、受け身、思考停止など。
さらに、空気を読む、依存する、同調する、流される...
さて、「主体性が大事」などということは、
最早ビジネスパーソンなら耳タコではないでしょうか?
でも、なぜ主体性が大事なのか?と部下や後輩から聞かれたら、
何と答えますか?
私はこう答えます。
「私がラクできるから」です(笑)
指示しないとできない人より、
上司の私としては断然ラクです。
でも、上司をラクにさせるために、主体的であれ...と聞いたら、
「なんで、そんなことのために...?」と思いますよね。
だけど、「周りの人、みんなをラクにさせる」と聞いたら、
そんな人は、すごーく価値の高い人だと思いますよね?
図式的にはこうなります。
ーーー
主体的に動く人は、周りの人、みんなをラクにさせる
↓
周りが喜ぶだけでなく、知的労働比率が上がって、結果生産性も上がる?
↓
そこで生じた心理的余裕が、広い視野での思考を生む
↓
それが全社に広がると、会社の生産性も創造性も上がる
↓
生産性も創造性も上がれば、革新的なことも起きやすい
↓
実際に、イノベーションが起きる
ーーー
ちなみに「はたらくの語源は"傍を楽にする"」説、
うーん、あれはもっともらしいけど、疑わしいですね。
今回の話はそれとは関係ありません。
さて、
第三者の存在がなかったとしても、自分の意思で行動する方が、
やらされて行動するより、楽しいに決まっています。
と、考えると、なぜ主体性が大事なのか?
「自分の幸福のため」になるのかもしれません。
自分はどうしたいのか。
自分は相手にどうしてほしいのか。
まずは、そんな意思表示から取り組みたいものです。
(社長といえども、これは案外難しいです)
今月もわずか1週間ほど。
急に寒さが増しましたが、皆様、体調を崩されませんように!