理念:言葉の力で組織のモヤモヤをクリアに
■「わからない」が多いのはハッピーじゃない。
モヤモヤをクリアにして世の中をより良く
「モヤモヤする」「わからない」。そんな状態が続くことはハッピーではないと私たちは考えます。わからない本人にとってはもちろん、その人の周囲の人たち、その人が属する組織にとっても同じ。たとえば、働く時間のほとんどがモヤモヤ状態で、それが解消されないとしたら? わからないまま仕事を進め、そもそもやっていることが目的に沿っているのか、ゴールはどこだっけ?みたいなことになる。でも、そのうち、わからない状態で取り組むことに慣れて、「ま、わからないけど、こんなもんか」と、モヤモヤが当たり前になる。やがてモヤモヤしていることにすら気づけなくなる。どうでしょう。そんな状態が長く続くことは、とても幸せとは思えません。
モヤモヤをクリアにするということは、言い換えると「わかった!」「なるほど、そういうことね!」をつくりだすこと。私たちは、クリアな状態で仕事をすることを求める人が増えれば、コミュニケーションの質が高まって理解度が上がると思っています。そして、その結果、会社の取り組みもわかりやすくなり、それが、より良い社会につながると考えています。そのためグラスルーツは、すべての案件において、お客様のモヤモヤを見つけ、それがたとえ小さなモヤモヤであっても放置せずに、クリアにしながら進めることにこだわっています。
■「言葉の力」の大切さ
モヤモヤをクリアにするためには「言葉」が必要です。私たちが「言葉の力」を大切にしているのは、言葉には物事を整理したり、解決する力はもちろん、人々を勇気づけたり、束ねていく力があるからです。言葉の扱いを曖昧にすると、人によって解釈がずれ、同じ目的に向かうことができません。言葉の背景に、どんな課題や思いがあるのか。私たちは、そこを丁寧につかみ、適切な言葉で進めていくことを大切にしています。
社員行動指針:「フェアであること」
グラスルーツには大切にしている価値観や理想があります。それは「フェアである」ということ。この言葉には、公明正大でうしろめたいことはしないという一般的な意味のほかに、次の5つの意味をも含んでいます。
- 1. 自分を伸ばせる自分でいる
- 〜自分自身に対して、フェアである〜
- 自分を決めつけ、自分を枠にはめてしまうのは、自分に対してフェアでありません。私たちは、良い点も悪い点も自分であると受け止め、自分とは異なる意見や自分に向けられたフィードバックに対しオープンマインドでいる、そんな素直さを大切にしています。
- 2. チームの一員としてオールを漕ぐ
- 〜仲間に対して、フェアである〜
- 変化を恐れず、自ら変革を続けてきた当社。グラスルーツという船に乗るということは、激流をもろともせずに下っていくラフティングボートの乗組員になるようなものです。私たちは、変化を恐れることなく、「ともに」考え、「ともに」悩み、「ともに」解決する姿勢や、切磋琢磨し合う姿勢を大切にしています。それに対し、自分のことしか考えず、全体を見ない姿勢はフェアでないと考えています。
- 3. 参謀としてのバランス感覚を持つ
- 〜お客様に対して、フェアである〜
- お客様に対するプロとしての私たちのあり方は、寄り添い支えながら、必要な進言を行うというもの。どちらか一方に偏ることなく、参謀としてのバランス感覚を大切にしています。軋轢が生まれることを恐れて、率直に発言しないことも、反対に正論を振りかざして意見を押し付けることも、アンフェアだと考えています。
- 4. 尊敬の念を持って接する
- 〜すべての関係者に対して、フェアである〜
- すべてのステークホルダーと私たちの間柄は、お互いを尊重し合う対等な関係ととらえ、尊敬の念を持って接することを大切にしています。相手によって、横柄になったり、媚び諂うなど、態度を変えることはフェアではないと考えています。
- 5. 何事に対しても固定観念や先入観を持たない
- 〜世の中に対して、フェアである〜
- 固定観念や先入観を持つことは、あらゆる可能性の幅を縮めてしまいます。たとえば、男性だから、女性だから、今までこうだったから、等々。こうした決めつけは、フェアでないばかりか、新しい発想の妨げにもなります。ニュートラルで広い視野で物事をとらえること。そんな姿勢を大切にしています。