「ビジネスを超えたグッドパートナー」
アサヒ飲料株式会社 人事総務部 課長 渡邊 久子様
アサヒ飲料様では、2008年4月に社内報を発刊。
グラスルーツは、立ち上がりも含めて1号目から企画・制作のお手伝いをさせていただいています。
高いモチベーションと光るアイディアに長けた渡邊さんをサポートさせていただくのは、
当社にとってとても貴重な経験となりました。
※社内報制作は、広報室に在籍していた2013年9月まで担当されていました。部署名は取材当時のものです。
社内にどっぷり浸かるスタイル。二人三脚の社内報制作
私が社内広報を担当したのは第14号目から。
突然の異動だったので、着任当初は編集や印刷の知識はもちろん、
社内報に対する「心構え」のようなものもよくわからないまま、
バタバタと引き継ぎをして初回の打ち合わせに出席しました。
そんな中、グラスルーツさんには社内広報の考え方から具体的な誌面のつくり方まで、
一から教えていただきました。
特に、特集においては
「そのテーマを、どのように見せたら読者に響くのか?」 という視点が鍛えられましたね。
「こんなテーマの特集をやりたい」というまだぼんやりした状態のものを
打ち合わせで聞いていただきながら、
「渡邉さんがなさりたいのは、こういうことではないですか?」と、
はっきりした形にして見せていただけたときは、
「そうそう、それが言いたかったんです!」と思わず声に出してしまったくらいです。
上司に次号の企画を説明する際、とても助けられました。
それでも社内調整で行き詰まったときは、よくグラスルーツさんに相談していました。
「今、ここまで説明したんですが、上司からこんな指摘が入って...」と、
電話でリアルタイムに作戦会議をしていたことも。
今となっては良い思い出です。
一緒にお仕事をしていて驚いたのが、取材した社員のことをよく覚えていてくださることです。
会社で打ち合わせをしていると、
「あ、あのコーナーで取材した方ですね」なんて、
ちらっと顔が見えただけでもよくおっしゃっていただき、うれしくなることが多々ありました。
まるで社員のように当社の事情を把握し、寄り添ってくださり、
「二人三脚でつくる心強さ」をいつも感じることができました。
一枚岩になって臨むから、打ち合わせ・取材が楽しい!
社内報には「座談会」の場を定期的に設けているのですが、
取材中の数時間、集まった社員は真剣に会社のことを考えるので、とても良い機会だと思っています。
最初は初対面同士で緊張している社員も多いのですが、
いざ座談会が始まるとグラスルーツさんに意見をどんどん引き出してもらえるので、
毎回とても盛り上がるのです。
参加した社員皆が発言できるような配慮もしていただけるので、
座談会が終わる頃には、たいてい参加者同士が仲良くなっていますね。
誌面用に写真を撮るときも「ちょっとポーズをとってみましょうか」と
声をかけていただくと、社員自ら肩を組み始めたり。
事前に座談会の目的をはっきりさせ、お互いに共有しているので、
一枚岩になって取材に臨むことができたのも良かったと思います。
社内の人間である私と社外から当社に関わるグラスルーツさん、
その両方の視点で意見を引き出していくことの強さを感じました。
そうしてできあがった記事は、
社員の発言を誰にでもわかりやすく理解できるよう、翻訳して表現する術が素晴らしくて。
発言者の意図を汲み取り、
「そうそう、それが言いたかった!」という台詞に置き換えてくださる手腕は、さすがプロ。
記事を読みながらいつも感動していました。
私は社内広報を2年間担当していたのですが、
この2年間で「伝わりやすい文章」を意識するようになりました。
管理職の筆記試験が通ったのは、実はこの経験のおかげだと思っています。
私にとってグラスルーツの皆さんは、まさに「頼れるグッドパートナー」。
無我夢中で走り続けた私を、隣で親身になって支えてくれた存在です。
打ち合わせも取材も毎回とても楽しくて、
「仕事なのに、こんなに楽しくていいのかな?」と思ってしまったほど。
社内報の制作に関わらず、いろいろなことを相談させていただきました。
貴重な出会いに感謝しています。
媒体について:雑誌社内報『CIRCLE』
「社員同士がつながり、輪をつくるきっかけとなるように」という願いが込められた「CIRCLE」というタイトルの社内報。A4サイズ/16ページの冊子を、年4回発行しています。特集ページは社員が自身を振り返り、成長を促すようなテーマがメイン。一方、連載ページは多くの社員が登場する、読みやすく楽しい誌面を心がけています。