「時に冷静に、時に温かく寄り添ってくれる存在」
アサヒグループホールディングス株式会社 広報部門 小林 由佳様
広報部門に着任される前は、
大手チェーン店向けの営業活動や、社会環境部門でのCSR活動などを担当された小林さん。
社内報を通じてより良い企業風土づくりに取り組まれる小林さんは、
グラスルーツとの社内報制作にどんな印象や期待を持たれているのでしょうか?
未経験の制作業務を、冷静なアドバイスでサポート
2017年から、アサヒビールの社内報「HOP!」を担当しています。
異動で社内報担当になると知ったときは、正直なところ戸惑いました。
制作物をつくる仕事はそれまでまったくやったことがなかったですし、大丈夫かな、と。
最初に手がけた特集は物流の企画でした。
業界内で共同配送をスタートさせることもありましたし、
トップの発言や社内の状況からも、その当時の"熱い"トピックだと感じ、
社内的にも業界的にも絶対に取り上げたいと思ったんです。
実際の制作に入ると、初めてのことばかりで、本当に手探り状態でした。
取材した社員に「社内報に掲載されて良かった!」と思ってもらい、
もっと社内報を愛してもらいたいーー
そんな思いから、取材対象者をたくさん挙げ、
グラスルーツさんと一緒にあちこちに話を聞きに行ったことを思い出します。
結果的に全員の話を聞くことができて良かったのですが、
今振り返ると「やりすぎたな」と反省しています。
そのときにグラスルーツさんには、
「社内報で紹介できるボリュームは限られている。
人を多く登場させると、その話の魅力を十分に紹介できず、伝えたいことが薄まってしまう」
ということを教えていただきました。
それからは全体のバランスを意識するようになりました。
ついつい「やりたい!」が優ってしまう部分に、
グラスルーツさんから冷静なアドバイスをしていただいています。
やはり私たちは、「とにかくたくさんの社員を誌面に登場させたい」
という気持ちが強くあります。
「伝えたいことが伝わるか」を客観的に判断しアドバイスいただけるので
とても助かっています。
「そうきたか!」という視点の企画提案
企画を立てる時は、こちらがやりたいことを全部ピックアップし、
その過程をグラスルーツさんと共有して、連携しながら一緒に作成をすすめています。
私は「つくるプロ」ではないと思っているので、
会社として伝えたいことはぶらさずに、
そのほかの部分、例えば企画の意図に合ったタイトルやデザイン・レイアウトなどは
プロにお任せしたいという気持ちがあります。
そういった意味で、グラスルーツさんは私自身が発信したいと思ったことを
うまく汲んでいただき、具現化してくださっています。
また、グラスルーツさんと一緒に企画を考えるとき、
「そうきたか!」という視点でご提案いただくことが多いように感じます。
私一人で考えられる範囲には限界があるので、
グラスルーツさんにご提案いただきながら、コミュニケーションを重ねて
より良いものを一緒に目指していければと思っています。
取材相手に喜ばれる引き出し方や表現
グラスルーツさんと一緒に取材をすると、
「本当に、取材相手の方に寄り添ったインタビューだな」と感じます。
こういう感じでパスを出すと、相手の人は気持ちよく話してくれるんだ、など
とても勉強になります。
先日、取材していただいた時も、
取材対象者が二人いて、
「二人一緒じゃなくても良かったかな...」と内心、思っていたところ、
最初はお互いの仕事をよく知らなかった二人の距離が、
グラスルーツさんの取材でグッと縮まり、
最後には一緒に取材を受けられて良かったという感想をいただきました。
実は、グラスルーツさんを介さずに仕事をしているときでも、
ふと「グラスルーツさんなら、相手の方からどうやって話を引き出すかな?
どんな言い回しをするかな?」と考えることがあります。
社内報制作のパートナーとしてだけでなく、
私自身の仕事にも、グラスルーツさんの仕事のスタイルが
印象深く刻まれていることを感じます。
媒体について:コミュニケーションマガジン『HOP!』
ビールの原材料「ホップ」を指すとともに、社員の成長の第一歩(「ホップ、ステップ、ジャンプ」)になることを願ってつけられたコミュニケーションマガジン。A4サイズ/20ページの冊子を、年6回発行しています。紙の社内報の特長を生かし、手にとってじっくり読んでもらい、考えるきっかけをつくることを心がけています。